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天に輝く月をみあげて
あれが欲しいとおまえは泣いた
水を両手にすくいためれば
掌に小さな光の幻
それは本当の月じゃないと
おまえは唇をとがらせる
おまえの見ているその月と
今手の中にある ....
なあ
おまえは知らないだろうが
報われない恋なんだよ
どうにもならないことで
そこから先へは進めないんだよ
誰が悪いというのでもなく
ただほろほろと泣けるような
どうしようもない恋なんだ ....
一度きり
月は隠れ
闇の中にその眼を見た
答えはなく
沈黙のままに指は触れた
考えることが
なんの意味も持たなくなる
言葉でも心でもない
想いは強く激しかった
唇は
....