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さよならの時期を知らない振りをして私あなたを殺していたのね

もう二度と愛に傷付かないように私あなたと心中します

気移りをしたなら行って構わない影だけ私に残してください

味噌汁 ....
私は父親の顔を知らない。

けれど私の顔は、父親にそっくりだと
ある日酷く私を殴った後、母が吐き捨てるように言った。

腫れて赤くなった頬を氷で冷やしながら
私は鏡を覗いていた ....
僕はコールタールでできてる 秋になったから

イチョウや赤とんぼをモチーフにした雑貨を探してたんだけど

何故か桜に蜜蜂のモチーフの雑貨を見つけてしまった。

いや、「しまった」とかじゃないけど。

来年の春 ....
昨日夕方、あの人に偶然会いました。

表情も分からないくらい遠い距離だったけれど

大きく手を振ると

大きく手を振り返してくれました。

あの人は急いでいる風で

わたしは足 ....
いつまで人は

優しくいられるんだろう

いつから人は

優しくいられなくなるんだろう


雨の雫がつま先に落ちた
雨に濡れて

乾かない髪を

結い上げたままにして

服を脱ぎ散らかす



バスタブにうな垂れて

泣きじゃくった声は

シャワーの音に

かき消されて



 ....
忘れられた歌

幼い日の

遠い記憶と

優しい嘘


軽い眩暈と

心臓の鉛


どこまで潜ってゆくの

どこまで走ってゆくの


世界は等しく朝を迎えるけれど ....
目に見えて不幸そうなわたしを

演出しようとしたけれどできなかった。

総てに負けているなんて

認めたくないから。



髪を切る代わりに

きつく結い上げた。

溜息を ....
愛は金で買えないが

快楽なら金で買える

優しさは喜びをもたらすが

優しさに傷付くこともある



何が正しくて何が間違っているのか

誰かを愛した時はそんな線引きなど ....
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わたしは

何処へ行くのだろう。

足元だけを見て

歩いてきた。


行先なんて決まってなくて

ただひたすらに進 ....
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小さい頃から

自分はいらない人間なんだと思ってきた。

いつもいつも、死にたいと思ってた。

そんな時はよく、空を眺めた。

広いな ....
真緑の水に素足を浸けているみたいだ


それは遠い日の御伽話


純粋だけで生きていけると思っていた頃


何にも縛られず


何からも独占されず


自由に ....
半分皮を剥がれた人体模型


ホルマリン漬けの胎児


『密会』と言う名がふさわしい場所


此処で総てが始まり、総てが終わった


もう二度と戻らない蜜月


 ....
吐く息が白くなって

煙草の煙と区別がつかなくなる頃

私は失恋をして

ショートホープを買った

短めの煙草は

涙が乾くのも待たない
金魚草咲いて揺れてあなたが笑う




金魚草震えて怯えて雨が降る




私そんな花になりたかった



あなたを癒す花になりたかった



金魚草金魚草



いつか枯れゆくその身としても
梅雨の晴れ間は嫌い


おなじくらい小春日和も嫌い


春一番はまぁまぁ好きかな


さよなら先生


梅雨の晴れ間みたいな人


終わらない恋などあるもんか
 ....
毎日毎日よく雨の降る梅雨になりました。


独りよがりに恋をするのも疲れるとか


優しさの中には愛を見い出せないとか


あの人の肯定したこの想いが


肯定はされた ....
夏、少年は二度と戻らない季節を駆ける


夏、少女は突然に女として生まれ変わる


私は毎日百合を手折って暮らしています


形見分けは小さな皮の手帳を選びました
 ....
冷たい湖の中をただひたすらに泳がせて欲しい

何処にも始まりはなく何処にも終わりがない

水草に足を取られて沈んでしまうまで

ただ泳がせてほしかった


そんな事を思いながらあの日 ....
優しくされたかった

愛して欲しかったし

贔屓して欲しかった

石ころは尖ったまま

この心臓に到達する
優しさを見て育ったから優しくなった

厳しさを見て育ったから厳しくなった

それなら俺は何も見てこなかったんだ

誰からも気にもされない透明人間だが

愛した女が一 ....
優しかったからキスをした

激しかったから抱き合った

気移りしたから首を絞めた

温かかったから抉り取った

それで一生私の物になった
ボロボロの毛布を子どもの頃いつも持ち歩いていた

それは僕にとって母であり祖父であり分身だった

手放したのは中学の時で好きな子ができたから

今大人になってあの毛布の ....
運命とはかくも恐ろしい偶然に過ぎない

あの日の笑顔は誰の為だったのか

流転する世界に一人取り残され

メビウスの輪にさえ入れずにいる

本当は赤いキャンディーが欲しかっただけ
今のわたしは

あなたから離れ

誰もが疑うような

酷い暮らしをしています。


本当は繊細過ぎるだけの

何も持たないわたしですが

あなたへの愛は

今も涙が出るほ ....
あなたから『終わりにしよう』その言葉待っているのに雨は止まない

飲み残しのコーヒーみたいにさっきまで貴方の座った席が冷めてく

『泣く時は誰かの前で泣くように』知っていたのに気付けば独り
 ....
世界は美しい

人はやさしい


その裏にある悲しみを

決して忘れない
(さ) さよならを

(し) 知ったのは

(す) 全てが終わって

(せ) 刹那の色に

(そ) 染まった頃でした。
恋とはかくも理不尽で独りよがりでわがままな

禁断の果実

けれど誰もがそれを欲しがり

憧れ、知りたがる


ねぇ、愛しい人

世界が恋であふれたら

きっと滅んでしまう
 ....
そらの珊瑚さんの永乃ゆちさんおすすめリスト(37)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
殺人狂時代- 永乃ゆち短歌11*13-10-6
- 永乃ゆち自由詩6*13-4-7
コールタール- 永乃ゆち自由詩6*12-10-2
春の約束- 永乃ゆち自由詩11*12-10-2
昨日夕方、- 永乃ゆち自由詩8*12-8-1
優しく_人は- 永乃ゆち自由詩7*12-7-28
サイレント- 永乃ゆち自由詩7*12-7-22
心臓の鉛- 永乃ゆち自由詩15*12-7-18
ピエロの夜- 永乃ゆち自由詩8*12-7-16
しあわせだ- 永乃ゆち自由詩11*12-7-13
歩いている。- 永乃ゆち自由詩6*12-7-12
路傍の花- 永乃ゆち自由詩17*12-7-10
真緑の水- 永乃ゆち自由詩8*12-7-6
人体模型は愛を囁くか- 永乃ゆち自由詩6*12-6-30
ショートホープ- 永乃ゆち自由詩7*12-6-29
金魚草- 永乃ゆち携帯写真+ ...5*12-6-13
大嫌い- 永乃ゆち自由詩4*12-6-12
雨の日は、とか。- 永乃ゆち自由詩3*12-6-12
夏、- 永乃ゆち自由詩2*12-6-7
- 永乃ゆち自由詩8*12-5-17
石ころ- 永乃ゆち自由詩1*12-5-16
性分- 永乃ゆち自由詩2*12-5-15
愛の果て- 永乃ゆち自由詩3*12-5-14
孤独- 永乃ゆち自由詩3*12-5-14
運命とはかくも。- 永乃ゆち自由詩5*12-5-10
あなたと離れ。- 永乃ゆち自由詩2*12-3-10
いつか恋する- 永乃ゆち短歌1*12-2-11
世界の美しさ- 永乃ゆち自由詩1*12-2-8
さしすせそ作文。- 永乃ゆち自由詩2+*12-2-3
恋とはかくも。- 永乃ゆち自由詩3*12-1-29

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