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真夜中に点灯した冷蔵庫の奥であらゆる向きに齧られたチー
ズケーキが発見された\反射的にわたしもかじりつき\素早
く体温を加え咀嚼を開始\ねっとりうっとり\うまれるチー
ズケーキのかがやき ....
曲げた躰をハートの形に触れ合わせ
あおく短い空を翅ごとに掴む
(静かに震えながら)
何を見ている
何を感じた
(水と血が滲じむと)
小川に沿って気流が乱れ
深い茂みが盛り上がる度 ....
積乱雲を想って
紫の渦あじさい
順呼気に澄む
ふくらみ過ぎた花と緑は
まるで巨大なくるみ型の舟
或いは脳みそ
私はミソスープに伸ばした腕を
食卓の
小鉢に触れたいと ....
撹拌された
街の音や願いが
クラシック風の音形をなぞる
やわらかな丘の群で拾われる古代
おしゃべりな小鳥
衰弱しかないその聲に
仮託された笑みは
発点してしまえばいい ....
窓に触れたグラス
あたたかい湯気は
あまいかおりにみちて
ふるい指のあとだけ
けぶれずいました
扉の向こうはいつも雪
雪がじまんの町だから
子どもらはいつも元気で
....
はじめ 波に生まれた感情
つのり 膜をゆっくり震わせた
音は 太古の海を あたためるような
音楽となり いのちを紡ぐ
例えばそう
ひかがみ、おとがい 耳朶 耳穴
それら座標が 定めにく ....
さくらが流れていると
ぼんやり彼を感じてしまうのは
何故だろう なんて
共にして
また横に
不意に春のふくらみを介して
濃いかすみが
音をあたためる傍らで
陶然と ....
鍵がない
財布もない
めがねはどこかな
ひたいの上だ
屋根がない
伴侶とはなに
価値観ということばに空まわり
焦ってなくしてばかりだよ
知らないものは伝えようがない
感じないもの ....
そらの珊瑚さんのsoft_machineさんおすすめリスト
(38)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
チーズケーキとリルケ
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soft_machine
自由詩
11*
23-7-8
蜻蛉
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soft_machine
自由詩
5
23-7-4
六月
-
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自由詩
8*
23-6-16
やわらかい丘
-
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自由詩
4
23-6-10
白いだけで
-
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自由詩
4*
23-6-10
ひとつの音楽
-
soft_machine
自由詩
2
23-6-1
檸檬
-
soft_machine
自由詩
6*
23-4-9
なくしもの
-
soft_machine
自由詩
2
22-1-31
1
2
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