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人生をする前に
ぼんやりと生きてしまった
そのぼんやりが
いつしか人生になってしまった
いつだって間違ってきたし
正解などわからないまま
年老いて来てしまったが
正解ばかりを選べる人生な ....
何かのふりをして歩いていると、詩を書くこころが僕
のなかからふらふらと彷徨い出て来た。そいつはゆら
ゆらと漂うように移動して、道行く人たちをとおくを
見るようなぼんやりとした眼差しで見たり、空を ....
目醒めると
この心に寄り添っておとなしくしていた霊が
ゆっくりと時の隙間にすべりこんできて
顔なじみの友人のように
この肩の向こうから微笑みかけてくる
それからは いつも通りだ
神をも恐れ ....
1
葉がふと 落ちる
はな れ て
ゆく
おとなしい
終りが
始まる
それにそなえて
私を 消す
2
浮き出た血管のように
夜を
青い星 ....
草心 1
{引用=
その薄さだけで
大気にさらされ
風に嬲られる
大気という
混沌の暴力のなかに
その薄さだけで
}
草心 2
{引用=
折れるほどの細さに
....
ふるえるのは、風がふくからだと、夢の人はいった。
あるいはあなたのたいちょうがすぐれず、ねつのよう
なからだから、みえない思いがはっしているからであ
るのかもしれない。そのようにして、ぶるぶると ....
まだこれからも
咲いてゆくのだと思って
種を蒔く人がいる
空がこときれたように
雨がとつぜんやみ
後には思い出のように風が流れていた
大地もしっかりと
流れていて 古い
しきたりの中で ....
帰り道 いつも通る住宅街の
薄暗い側溝の上に
夜が血まみれになって横たわっていた
誰かに捨てられたのか この世の
仕組みから外れて落下してしまったのか
夜はその黒い身体のところどころに
赤 ....
そらの珊瑚さんの岡部淳太郎さんおすすめリスト
(8)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
人生をする
-
岡部淳太 ...
自由詩
6
24-3-26
詩を書くこころ
-
岡部淳太 ...
自由詩
8
24-2-15
明け方の霊
-
岡部淳太 ...
自由詩
4
24-1-29
連作詩集「自由落下」冒頭十篇
-
岡部淳太 ...
自由詩
5*
23-10-8
小詩集・草心(そうしん)
-
岡部淳太 ...
自由詩
8
21-4-18
ふるえる
-
岡部淳太 ...
自由詩
5
13-2-17
種を蒔く人
-
岡部淳太 ...
自由詩
12
12-8-16
血まみれの夜
-
岡部淳太 ...
自由詩
6*
12-4-24
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