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人の企みなど知らぬ大海に
旅の憂いを語る惨月がゆく
人の営みなどしらぬ夕陽に
今日の無言をあずけて
誰かの眠りの時々
遠山にある真っ直ぐな
針葉樹のならびに
あらゆる讃歌を探 ....
もがり笛もすぎる頃
手塩にかけました
刈りとりも
人心地がつく時
ほの香る土に
なにかたのしく
火入れの祭りが
はじまりました
母の好きでした
垂れ桜が満ちる時
十三浜ワカ ....
ふるさとに
おきゃんの香する
おもかげありて
おとさんが
「めんこい花だ」
といいました
きこえた声は
「いちばんを
心をこめて
うたいましたし
....
叫び詩をよみながら
ああ一線がきたのだなと鼓動がはやくなっていくのがわかった
わが息子は遊びにきた友人とおやつをつまみながら何やら楽しそうなのに
沈黙の地では
「しばらくここには来ない ....
背中からの腕に風を吹かせて
肘を2?おろしながら胸骨を3?あげる
指先に顎をのせたら
そのまた先に眉を這わせ
首を移動しながら軸はぶれず
グランプリエは人生のよう
納得できる快感 ....
涙はがまんをしませんでした
「子ども達を徴兵させる…」
―――子ども達が軍事訓練をする姿など
考えたくもございません
この子達は何もしらない
ご飯をたくさん食べて
明るく優しい子になってほ ....