すべてのおすすめ
眠る前に
くちびるの形だけで
あなたのなまえ
を呟いてみたら
ほろほろと
星が生まれてく
夜は
思ったよりも深くて
あしたの方向で
あなたのなまえの星が揺れてる
不器用にしか進 ....
たまに
思い出す
ふと
きみのゆびさきの
深爪のやさしさ
買い物帰りの
坂道や線路沿い
二番目の
小さな交差点
そんな場所に
沸き立つ
やさしさ
ひらがなを
好むきみ ....
夜中
水道から
ぱたぱたとなみだ
海になんか辿りつかないのに
机の上で
しまい忘れたサラダが
哀しい彩りで居場所をなくしてる
きれいに一人分だけ残して
あたたかみをなくしたイスが
部 ....
昨日の夜は部屋も静かな寝息をたてて
星だってずっと遠くに見えるか見えないかくらいだったみたい
眠る前のめまい
足の先から順々に音を失くしてく
無色に染まる
たいせつ
カーテンのうすみど ....
たとえば
水銀の
体温計の
危うさだよ
それは
けだるさの
端っこで
かすかに
午後の授業
先生
砂時計が
ぜんぶ
落ちたら
眠ります
少し
似ている
前髪 ....
おっこちた
うちゅうのてがみ
昨日の夜は
ずいぶんと
きれいな
星空
それよりも
もっと
ずっと前
おかあさん
うちゅうろけっとで
ぼくは行った
おっこちた
うち ....
凪いだ空に
鳥の群れが
海の方角に向かって
泳いでいく、朝
朝ごはんの残りのパン屑を
ほんの少し撒くだけで
海鳥ではない鳥が集まる
手のひらが
くすぐったい
高台の家から望む ....
隣の席のゆういち君と
昨日から廃屋係をすることになったことに
泣いていたら「弱虫」だと怒られた
だって私は女の子なのだ
毎日友だちとお喋りしながら帰った
スクールバスにもさよならしなけれ ....
さよなららいおんが
動物園でさよなららいおんって
呼ばれるわけはちゃんとあって
誰かが夜の隙間で
長い眠りについたとき
悲しそうに 泣くからなんだって
だけどやっぱり
みんなはら ....
泡になりたい
そう望んだのは十七歳 夏の日
ラムネの底から生まれる
消える気泡に見とれて
曖昧な私も溶けてしまいたい
いっそ
いつか
本の一部を鋏で切り取った
一片一片を繋ぎ合 ....
松本 涼さんの夕凪ここあさんおすすめリスト
(10)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
わたしとあなたのせかいがつながればいいのに
-
夕凪ここ ...
自由詩
8
08-9-25
かなしみをもたない
-
夕凪ここ ...
自由詩
12
07-7-19
アスパラガス
-
夕凪ここ ...
自由詩
19
07-4-11
ふらっと
-
夕凪ここ ...
自由詩
10
07-4-4
まひるのつき
-
夕凪ここ ...
自由詩
17
07-3-17
うちゅうからのてがみ
-
夕凪ここ ...
自由詩
13
07-3-14
小さな朝
-
夕凪ここ ...
自由詩
6*
07-3-10
がらくた屋敷の中で
-
夕凪ここ ...
自由詩
9*
07-3-7
さよなららいおん
-
夕凪ここ ...
自由詩
3*
06-3-21
あぶくの中の十七歳
-
夕凪ここ ...
自由詩
5*
06-3-12
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する