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西の空に浮かぶ

網戸越しにみる満月の光

あなたにも似て

クロス(十字架)にも似て

ああ いつになく煌めいた

二度とみることのない

夢よ再び



 ....
貧困に手助けをする
格差という文字を目の前にするとき
そうして土地問題を考えると、どうしてもグレーな景色を思い描いてしまう。
世の中を支配したいという欲がある
しなければならない帰属者を
 ....
∞夢
(誰も助けてはくれない真実がある
古代文字 )― 首のない
遺骸 / 200円
コンビニ
/助かった少女
? (絆
僕が救われたのは誰かを助けるために
/導かれた ....
仮に/きみの腰の括れが好きなんだとか言ってみる 。
きみはすぐに誰を基準に言ってるのかと不信に思うだろ?
いいじゃないか誰だって
括れであることに違いはないんだから
Sein…日々変 ....
物語の主人公で終わるのは当然わたしなのだが
思いもよらず次から次へと脇役に死なれてしまうとは
脚本はやはり書き直すべきだったのだろう。
肉体的に屈強な男だったり
あるいは繊細で我慢強 ....
いらいらしてるね 。
金たまの裏側が七面鳥の皮になってる 。
山は近くて遠いから
生地の何処を探してもかくれんぼしたみたいな羊たち 。
遅れてのこのことやって来た午後の踊り場
場 ....
ドアを開けると芥子の実が弾けて
ちぎれた海藻が過去を誘き寄せながら
細く尖った肩や腰骨に絡みつく黄土色の髪
紫の影が月の表面を犯す
瞳は補色と死海をさまよい妖しい。
噛んでとばかりに潤ん ....
中庭を突っ切れば垂れながしの異臭が鼻を注さしてくる 。
両脇に並んだ板戸を次々と開けどれもこれも汚物にちり紙の山だらけはとても直視できない 。
どこで用を足せばいいのか少ない紙を手に迷っ ....
…それは母音だけでいい
かきくけこ )と
(さしすせそをもぎ取り
ありふれたモノの中から
たちつてと )と
(なにぬねのを選びだせ
男たちから錆び付いた二文字を取り除き ....
もう何回目になるだろう
小銭を取り出してからのおつりはいつものように素早かった。
三枚の十円玉が大きくみえたのは、意外にもおんなの手のひらが小さかったからだ 。
こんなオーバーな言い方も案 ....
終わらない天幕が何層と襞に重なり
それでも演出家は起き上がろとしない
俳優の耳元で小さく囁いた
(そろそろ終わりにしようか)
三幕は途切れたままでいいのか
このままずっと眠らせてやりたい ....
その昔、水は鉄を含み、鉄は水の浄化を畏れ池の沼と溜まる
森の樹海より沼を這いい出た
池は湧き水へ灌がれ
道を逸れた一人の女僧が餓鬼を孕む
いつの日か鬼が母となり
母は子を宿しながら性 ....
切り取られた一枚の記憶が川下へ流れては沈む傍らに
日暮れを思い起こせば深く胸に刻まれた年輪の危うさ
地上より高く聳え立ち
波は大きくうねりながら目蓋を伝い近づいてくるけど
‖溜まりに浮かぶ ....
仮面ライダーはバッタ屋だったけど
気づかなかった 。
トンボって
身体機能の凄いこと 。
町から田んぼが消えると見えなくなった
春から夏へ、山から谷へ
なんだか損をしたようで
 ....
頭を掻きつつ辺りを見回しながら惚けている。
食べ滓が下顎にへばり付き、それでも平気で涎を垂らしている。
何をするでもなく、何かを考えている様子でもない
背もたれの高い椅子に、深々と腰を ....
根付いたまま、窓硝子の曇りでわかる
明日はきっと爽やかな風が吹くでしょう
…おかあさん…と呼べなくなってしまうおふくろ
自分を愛することを捨てた 。
あなたの背中を拒否するように
 ....
(振り返る
)ここには何もない
ただ山がある海がある
血はながれている

(繰り返す
)ここには何もない
夜が閉じ空が明けたら
静かに眠るだけ






 ....
つきましたら季節を短めに揃え
天然に液体化を試みる
執念より地割れのひきつけが裂く
泥水の底溜まり
髪は性質上二股は気化
すぎたのが逆切れて地肌が近い
哭く哭く、四六時中あたまを掻いて ....
一歩が出ない
その一歩が出ないのは足があるからだ
足がなければ一歩も出ない
這いつくばるのか、おまえ
両手を拡げて
飛び越えるしかないぞ

!JUMP !JUMP ! J ....
数センチほど開いて
庭石を動かしたなら
地球の公転も微妙に外れたよ

鉛筆で一ミリ大きく
尖った亀は緑色M字開脚
え、まだ、暗い穴を掘ってるの?
シャイなやつらだな

 ....
どこまでも拡がる宇宙の果てから
針のその先のずっと奥までが見通せる眼がほしい
火や水や風
どんな重力にも耐えてゆける変わらない筋肉と骨
未知の細菌には負けない内臓器官
見えない放射 ....
納屋は鉢植えの葉っぱが判別もできないほど、伸び放題の雑草に囲まれていた
やわらかな西日が微かに反射するプリズム
曇った硝子の汚れを異物に浮かび上がらせて、枯れた観葉植物の茎根が足元に絡み付く
 ....
メディア主体の生き様に、突然やって来てもらっても困る
しかし準備はまだ一向に整ってはいない
限りない人類の欲望に、どうやら死神様は理由が付くほど忙しいらしい
死ななければならないはずのおとこ ....
…それから劇場が宙を舞うように…
なんて、素敵な気分を味わえば
タキシードだって欲しくなる
一日を斜めにはしる雨
煙をまく緑芝の匂い
車道から電車通りを直線に過る
いつもの美術 ....
干からびた石像の腕組み
褐色に統一された甲虫が貼りつく髭海苔
汽水へと至る流れ
浮き草は毟るだけ毟り取ればいい
空気もそれぞれが渇いていた
医者は煙草を止めろって言うけどね
 ....
静けさが残り
(何故か見上げれば
見下ろしている)
さまよいながら求めるもの

宇宙を識るのとおなじくらい 「
人間を知るのはむずかしい 」

(意味に手をあわせ
ただ) ....
堪えきれなくて
上の奥歯を三本抜いた
ピーひょろろ
小鳥の鳴き声になって
(あなた だあれ?
わき水を飲んだら
鼻からこぼれて
時計の針が鼓膜に穴を空けた
しばら ....
磨り硝子を差して40Wの淡い灯りが漏れてくる
丸テーブルの端、薄く影を二分する未熟さ
それは、艶光りを放つ滑らかな感触
(一瞬)柿だと思った
柿ではなかった
この時期 ....
この眩しい青空と比較してみる
かもめを探す
敢えて口にしない哀しみ

沖に流されては潮/騒
に引き戻され
わたしには縺れあう術がない
風またつよく、 荒い波
そして、
一 ....
壱=「以下にして空白を埋めようか等と考えている」

雲のないその日、たまたまペリカンの集団が飛来したのよ
かわいそうに、塗り直したばかりの白壁に小さな足跡をつけたのは野良猫ではなかったの
 ....
泡沫恋歌さんのアラガイsさんおすすめリスト(69)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
十字架(クロス)- アラガイ ...自由詩6*13-2-26
格差- アラガイ ...散文(批評 ...3*12-11-24
偶然に- アラガイ ...自由詩5*12-11-23
様相/- アラガイ ...自由詩5*12-10-31
事件とウイスキーと- アラガイ ...自由詩15*12-10-26
わたしにパイを投げつける奴- アラガイ ...自由詩9*12-10-22
月と哭け___(三)- アラガイ ...自由詩6*12-10-18
月と哭け__(二)- アラガイ ...自由詩7*12-10-16
月と哭け__(序文)- アラガイ ...自由詩5*12-10-15
妄想受付- アラガイ ...自由詩11*12-10-10
夢魔- アラガイ ...自由詩9*12-5-16
鬼火- アラガイ ...自由詩12*12-5-16
少年スカイツリー- アラガイ ...自由詩6*12-5-15
トンボ讃歌- アラガイ ...自由詩9*12-5-12
シャイな奴には白い花束を送る- アラガイ ...自由詩7*12-5-12
遺言花- アラガイ ...自由詩12*12-5-11
虚血- アラガイ ...自由詩10*12-5-10
鬼の根- アラガイ ...自由詩7*12-4-26
!JUMP- アラガイ ...自由詩7+*12-4-23
渚より棒シマうま- アラガイ ...自由詩4*12-4-22
プロムナードⅡ(新しい血)- アラガイ ...自由詩10*12-4-18
棲魚- アラガイ ...自由詩11*12-4-17
再生捕囚- アラガイ ...自由詩2*12-4-16
抽象に雨もふれば- アラガイ ...自由詩5+*12-4-11
灰色の堰- アラガイ ...自由詩5*12-4-10
理(ことわり)- アラガイ ...自由詩10*12-3-17
耐芯鳥- アラガイ ...自由詩13*12-3-15
/TOMATO/- アラガイ ...自由詩4*12-3-14
忘日- アラガイ ...自由詩20*12-3-11
3×六=?- アラガイ ...自由詩4*12-3-8

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