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今更思うことなんだけど、朝目を覚ますっていいことだよね。目を覚ますために朝があって、眠るために夜があるとしたら、それはとても幸福なことで。例えば、ヴォツニアヘルツェゴビナって君がつぶやいて、なん ....
あらゆる試みは、大体のところ碌なことにはならない。そういう風に僕の祖父は言っていた。僕と僕の祖父の間には血のつながりはないし、役所に言わせれば他人ということになるんだろうけれど、これは語り口の問題で ....
何かを書きたいと思った時、僕は自分の中に語るべきものがないことにすぐ思い当たる。幼少のころから意見を求められるときが一番苦痛だった。「君はどう思う?」なんて言葉を向けられると、途端に呼吸が苦しくなっ ....
部屋が寒いと悲しくなった。手紙を書こうと思い立った時から、何かに追い立てられている気がしていた。八月は遠ざかり、友達は消え、毎日が残った。残っていたものものはべたべたと路上にへばりつき、それでも坂道 ....
曲がり角を曲がらない、繰り返された言葉の、まだきみは、身体をゆらし、はじめない、否定されたなにものかの、深夜に、テレビが途絶えた後のあの、否定されたなにものかが、きみはまだ早い、カーヴを歩く、電信柱 ....
八月は切り抜かれ
友達は工場べりを歩いている
街並みを通り抜ける光と
ぬるい膜のなかだって
明け方になって、長い手紙は折りたたまれて、どこへも
手を止めた、重なったビルの中から、適切な坂 ....
雨降りのこと
君はきっと、雨降りだと気分良く過ごせる人だ。昼近くなって目を覚ました君は、雨どいから垂れ落ちる雨の音に安堵する。一日をやり過ごすことには常に理由が求められている、君は眠る前に何度 ....
イリヤさんのDebbyさんおすすめリスト
(7)
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
街について
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Debby
自由詩
5
13-4-1
Like_Someone_in_Love
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Debby
自由詩
5
13-3-21
【HHM参加作品】_ビル・マックィーンの詩について。あるいは ...
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Debby
散文(批評 ...
11*
13-1-21
11本
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Debby
自由詩
4
13-1-7
塩とプラム
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Debby
自由詩
3
12-9-16
夏になれば街は
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Debby
自由詩
6
12-8-24
Your_sentence
-
Debby
自由詩
6*
12-1-27
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