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枝の先端の鳥
影だけの猫
小さな足裏を見つめるうた



花の衣裳で踊る子の
悲しげな指に気づかぬまま
皆は拍手をしつづけていた









 ....
わたしと犬と
雪の契約
灰空と歯に
降りてくる白



わたしとすずめ
{ルビはなれてくらす=ちかづけぬまま}
わたしとすべて
{ルビはなれてくらむ=ちかづけぬまま ....
すべての水の凶兆に立ち
濡れた緑を見つづけている
静かな悪魔が建てた街


どこまでが幻か
袋の底の底をまさぐる
鳥のような 砂のような


瞳が沈み 昇る真下 ....
奥へ奥へ
枝の洞に
鳥のかたちの灯が燈り
迷いの声で話しはじめる


強すぎる光が
目に残すしるし
指が指を
抱き寄せるしぐさ


夕陽を知らない川を
流 ....
赤い鉄橋が
鳥居のように立ちつくす
影の硝子の奥の午後


さわれぬ光をさわらず昇り
灯は街から剥がされて
夜は緑へ緑へ向かう


昇りゆく灯のさらなる上を
虎は ....
小さな小さな
無数の鳥の声がする


右手 左手
別々に回る泡のなかに立ち
別々の夕陽を見つめている


どこにでもある川が
見えたり見えなくなったりしながら
 ....
拡がるたびに
笑みは昇る
照らされる土
くちもと


数えます
沈みます
報告する
雨の道


ふちどりが
音になり
閉めても閉めても
吹いている
 ....
ひとつの錐と
ひとつの傷
その間にあるものすべてが
錐により傷に押し込まれてゆく
錐により 錐により 錐により


奏でる前に
降っていた
奏でられるはずのものが
 ....
高濱さんの木立 悟さんおすすめリスト(8)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ノート(50Y.3・14)- 木立 悟自由詩313-3-15
ノート(わたしたるもの)- 木立 悟自由詩512-8-17
ひかり_かさなり- 木立 悟自由詩512-6-8
冬と行方- 木立 悟自由詩412-4-25
歌と境界- 木立 悟自由詩512-1-3
ひとつ_外側- 木立 悟自由詩611-9-28
ひとり_応え- 木立 悟自由詩211-9-5
Earthbound(VCS3)- 木立 悟自由詩311-8-19

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