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雪の上の戦争が生をふみつけにする
街路樹の影という影に湛えられた海が
カラスたちを痙攣させる
水晶は汗をかき
光は素早く分解される
青空めいた少年の白昼夢が
空気に曲線を描く
私は夏の淵　.... 燃え上がる雨が歩道橋の影で愛をささやく
そのとき私は溺死する
空の転轍使は静かな寝息をたて
鳥たちにあいさつをおくる
ガラスの森では巨大な蟹が雨乞いをし
それを見守っているのは私の愛する女だ　....

中川達矢さんのぎよさんおすすめリスト（2）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
夏	- ぎよ	自由詩	3	11-7-9
雨	- ぎよ	自由詩	1	11-7-7

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