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夕暮れの公園で牛が一頭
シーソーに座っている
反対側にトンボがとまる
牛は少し腰を浮かせる
トンボは驚いて
飛び去って行った
しばらくして
男の人がやってくる
牛は腰を浮か ....
{引用=




さみしい 砂浜

月光に 横たえて
浮かび上がる
やわらかな肢体






(とてもキレイな
 、ひと。)



呼吸が、
止まるほど
 ....
つんぼになった君の耳に
僕は優しく唄を語りかける
僕たちの周りにいる人々は
みんな一斉に虜になるのに
君は素知らぬ顔で本をめくる

試しに今開かれているページの文を
唄に乗せて歌ってみる ....
安っぽいラジオから
哀しげなファドが流れて
甘ったるい洋酒が手元にあれば
アイムサティスファイド

おじさんだから、
このファドに抱かれて
この時に留まる。

もしかしたら  ....
革命前夜の午前二時
公園のベンチの上を疾走する機関車はガラスの少女の欲望
アルコールの花咲く脳髄は夏の星座を華麗に強奪する
ベッドの上で汚物にまみれた世界を虐殺せよ
よく見える方がいいのか
あまり見えない方がいいのか

近視に遠視
乱視に斜視

だからかな
君の顔が
ピカソに見える
音を持たずに水を切り
物語を捨てる
死神に無視され
今日を今日に置く


悲しみは増し
枠は増さず
光は増して
片目を覆う


朝は白に 朝は茶に
まばた ....
名前を呼ばれると

貴方の知っている私になる

弱味や不都合には気付かない間に言い訳を済ませ

貴方の知っている私になる
 
  日曜日、
  くさかんむりの広がる野原で
  ピクニックをする
  あなたは適当なところに
  持ってきたもんがまえを敷いて
  ここに座りましょうという
  おべんとうよ、と
 ....
とぼけた顔で写る、家族写真の度
食卓には痛み止めばかりが並び
学生はいない
当たり前に

不親切な人の群れは総じて新宿方面に流れるから
指差し確認の習得は必須条件だった
肌の ....
小さな謎がとける

氷の塊は
とろけたとたんに
別のモノになりすまして

心の
わだかまり
は 塊とは違うモノかしらん

ストローでつっつきながら/液体の中の氷を
暑い暑いという ....
{引用=
「社会人とは」
「大人とは」


それは幼いころの夢だった
それは、つよい、ものだった
それは


{引用=
「SEX」
「化粧」
「男」


何を言 ....
プラスチックに入れられた 三個のタイヤキ。
自転車で しゃかしゃか走るのに一所懸命で
折り重なって 上蓋を圧迫ぎみの危険に気を配れない。
赤くて細い 一本の輪ゴムに運命を託す。



  ....
今日もまた
結婚式の終わりを通りすぎた




積み上げたものが崩れぬよう
扉を閉じる




からだのあちこちにある
うなじが熱い




今 ....
薄紫の
花を
目が食べ
目覚めたとき

その直後も
草を食むように
咀嚼しつづける
夢見の歯車

ふと遠い日のすももの果実
熟れて柔らかに割れ
したたって染みる
濃い赤紫 ....
字が個性的だと
遠まわしに言われてきたから
嫌がっていたけど,
今回ばかりは
それがかえって
気持ち伝えると思って
だから
書きます。
お元気ですか。          元気です。
 ....
しくみをつくり
しくみにいきる

乱調もまた
しくみとしてあり

  解体したしくみを
  新たなしくみとして組む
  
  新たな乱調が
  主軸とならぬ軸の留め具に
  ささ ....
何処の世界へ行きたいですか?
花がたくさん咲いてる世界ですか?
笑みが溢れる世界ですか?
愛される世界ですか?

本当に行ってみたい世界は?

行ってみたいのは 差別のない世界
行って ....
人間はきっと誰もが不安だ
生きる理由を無くしたとき
一体どこへ向かって歩けばいい
私にも それが わからない


買ったばかりのギターで
何を弾けばいい
何もわからなかった
観衆 ....
雨に似たリズムを奏でようとした
人もいるかもしれないと思う
水たまりの波が
不規則に揺れる様をみる

とれないリズムは
私の体内のせいかもしれないし
ただ前進しかしないバスのせいかもしれ ....
 
空が銀杏色をうつすとき
背中たちは惹かれあい
太陽をとぷりと沈めてゆく
 
今日はようやく毛布をはいだ
叫ぶ間も無く夜があった
握ってほどけぬ拳のように
ぬめりと温んだ夜だった
 ....
 
  
ノートの中で消えかけている
紫陽花の履歴
錆びた機器類は蓄電されることなく
表面積のすべてが風に接している
 
人の断面には形容詞が無い
優しさを語ることに対して
まだ臆病 ....
cさんの自由詩おすすめリスト(52)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夕暮れシーソー- たもつ自由詩911-6-11
空遊海月- 村上 和自由詩411-6-11
唄声、そして白い指- なかがわ ...自由詩211-6-10
このファドに抱かれて- 御笠川マ ...自由詩511-6-9
無題- ぎよ自由詩111-6-9
裸眼- 日紫由自由詩311-6-8
波のあとに- 木立 悟自由詩511-6-8
私になる瞬間- 徘徊メガ ...自由詩311-6-7
くさかんむりの広がる野原で- 草野春心自由詩26+*11-6-5
夏の日のポートレイト- 山中 烏 ...自由詩3*11-6-4
ひにちじょう- 朧月自由詩311-6-3
一番欲しいもの?金だよ金、それしかいらない。- 三上あず自由詩5*11-6-3
一緒に食べよ。- 電灯虫自由詩5*11-6-3
ノート(迷路_Ⅱ)- 木立 悟自由詩211-6-2
目覚めの鮮度- シホ.N自由詩611-6-1
重なる。- 電灯虫自由詩8*11-6-1
しくみ- 日紫由自由詩111-5-31
本当に行ってみたい世界- subaru★自由詩13*11-5-31
枯れた植物の写真- 番田 自由詩211-5-31
虹待ちのバス停- 朧月自由詩411-5-30
融和- ユウヒナ自由詩211-5-30
追憶、の- たもつ自由詩711-5-29

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