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離別すること
それははじまりである
丸い空が
しわがれ声をあげて
許しを乞う
そのとなりで
友はしずかに
そして
激しく雨になる
空がにわかに
なまりを
たくわえてく ....
夕日が地平に没しても
なお 街々の西の空が
かすかに明るみをおびている
足を止めて
やや赤みがかった
仄白いものを
見ていると
無性に泣きたくなっ ....
雨が降っている
間断なく
なぜ 雨を物悲しく感じるのだろう
たとえば 勢い良く降る驟雨は 元気で精悍ささえ感じる
まっすぐで 常に潔い
でも 夜になり 家のなかで ひ ....
ひどい罵声が飛んでくる
いきなり物が飛んでくる
わたしも避けながら 投げかえそうとする
むこうでは 言葉が渦を巻いていて
次の言葉が 今にも襲い掛か ....
前田ふむふむ
鳥が飛んでいる
ひとつの銃弾から
ひとが生まれる
羽が砕かれ
動かない鳥のなかから
声が生まれる
声は
夜の輝きである
ひとりが声をあげれば
....
喪服を着た父が 部屋の隅にいる
悲しいほど
とても暗い場所に
かなり寝たので 夢だったのか ひどく汗ばんでいる
耳をふとんにあてると 父が階段を上ってくる気配がした
....
うしろからきこえる声
噛み切れば
冷たい雪を
ひとつひとつ積むだろう
棺の
かわいた脈動
その影を
一本の湿地の思想に
束ねている
あなたの
まぶしい眼光 ....
眼の中の
草を刈る人たち
そのふむ土に
灰はあるのか
黒く固まる
もうひとつの眼
形状に
手をくわえれば
風
内部へと
身体を沈めていく
....
梅昆布茶さんの前田ふむふむさんおすすめリスト
(8)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
誕生____3.11に寄せて____
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前田ふむ ...
自由詩
14*
17-6-19
かなしみ
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前田ふむ ...
自由詩
7*
17-6-12
雨
-
前田ふむ ...
自由詩
11*
17-5-27
怒鳴る男________寓話的—詩の試みデッサン
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前田ふむ ...
自由詩
6
12-12-9
神話—デッサン
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前田ふむ ...
自由詩
8
12-12-6
冬のおわりに_デッサン
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前田ふむ ...
自由詩
5
12-12-2
葬送-_デッサン
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前田ふむ ...
自由詩
5
12-11-30
声_—デッサン
-
前田ふむ ...
自由詩
6
12-11-28
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