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       夫の茶碗で朝餉を食す
       手に余る大ぶりな器に
       炊きたてご飯が湯気をたて
       バターが溶けて醤油がかおる
       虚ろに思えた ....
     星がみえぬと
     嘆くのならば
     夜ごとまぶたを
     くちびるで塞ぐ
     それは塩辛く
     わたしは夜に
     海をみる

 ....
     雪がふる雪がふる
     音もなくふりつもる
     蝉たちは土の中
     耳を傾け夏をまつ
     あの日の麦わら帽子は
     いまも埋もれてい ....
だれかの帰りを待ちながら
とんとんとんと野菜をきざむ
だれかの帰りを待ちながら
からからからとグラスを鳴らす
だれかの帰りを待ちわびて
ぽろぽろぽろと頬ぬらす
今度生まれてきた ....
       夜更けに降った雨はあがった
       そらはどこまでも透き通り
       青く高くひかりに満ちる
       さぁ腕まくりして窓ふきをしよう
       透き通るほど ....
             あの豆腐屋の
             角をまがったら
             朝がくる
             豆腐屋の朝は早く
            ....
              小石は沈む
              一瞬の音をたて

              ふかく
              しずかに
    ....
            うず巻くきもち重くなり
            短く髪を切りました
            あなたに背を向け隠しても
            うなじがおもい語ります
  ....
              夜空にグラスかかげれば
              茄子紺のよる揺らいでる
              氷の隙間で三日月泳ぎ
              する ....
                小鳥が啼いて朝を告げた
                巣からとびだしたのは6羽だ
                あのちいさな翼で大空を飛び
      ....
subaru★さんの石田とわさんおすすめリスト(10)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
今日の空- 石田とわ自由詩9*13-1-27
夜に海をみる- 石田とわ自由詩17*13-1-18
蝉たちの子守唄- 石田とわ自由詩13*13-1-10
音のある部屋で- 石田とわ自由詩10*12-12-7
背伸びして窓をふく- 石田とわ自由詩13*12-5-12
豆腐屋で朝をみる- 石田とわ自由詩12*12-1-25
沈黙- 石田とわ自由詩6*12-1-20
うなじのおもい- 石田とわ自由詩8*12-1-17
月逃げて- 石田とわ自由詩8*12-1-12
小鳥のように- 石田とわ自由詩8*12-1-7

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