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隠すところが見えていたからといって
見せていたのだとしたら
それは NU→DE ではない
たとえ全裸になっていたとしても
言葉によって精神を露わにするのと
同じ程 ....
静かな場所で純化された記憶を
再生すれば大きくなる重い塊
忘却するために
身を委ねそうになるタクト
終わることのない伝言ゲーム
とりあえずの否定形がぞんざいに連鎖し
....
部屋の灯りを消して
几帳面にいれたドリップコーヒーのカップの上に
角砂糖を置いた匙を手で支え
ショットグラスのブランデーで砂糖を濡らす
柄の長いライターで砂糖に灯をともし
青い炎を見つめる
....
きっかけは女の子がいれた一杯のコーヒーだった
「エスプレッソが苦いって誰が決めたの?」
その余韻は記憶となり小生意気な声で
私を侵食して何かを変えた
その時感じたフルーツのような新鮮な酸味 ....