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あなたの厳しさに育てられたわたしは
厳しい人になる途中

あなたの優しさに育てられたわたしは
優しい人になる途中

あなたに注がれた愛情そのままに
わたしが継げているかどうかはわ ....
対向車を運転する老婦人が
お辞儀をして直進していった

交差点で
右折待ちのわたしに
丁寧にお辞儀をしてくださった

法律上
直進が優先されるのだから
お辞儀など必要ない
 ....
大人の期待を裏切らぬよう
寡黙な少年を演じきりました

大人のあいだに流れる噂と
その発信源である
個々の大人の評判を傷つけぬよう
物言わぬ少年を守り抜きました

こころを開け、と ....
断らずに済むのなら
だれも傷めず済むだろう

自分だけが傷めば済むだろう



弱音を吐かずに貫けば
士気は下がらず貫けるだろう

自分だけが背負う重みを貫けるだろう


 ....
雨上がり、

濡れた小草は
雑多な列をなすけれど

それは
だれにも叱られない


わたしは
頭を垂れて

叱られない秩序たちを
踏みつけぬよう
気を配る


雨 ....
太陽の手に編まれゆく

野山も風も
岩肌も

一気に編まれる日があれば
やすみやすみ
覚えたての音階のように
編まれる日もある

太陽の手に編まれゆく

波間もひかりも
 ....
春になったら
冬は死んじゃうのって
おまえがあんまり悲しそうだから
ひとつ、翼をあげよう
冬とおんなじに
翼をあげよう

どこへでも渡っておいで
時が満ちるまで
空がめぐるま ....
ほんの
小指のつめほどの
ささやかな背に
滑らかに乗る
勤労の
まる

悠長に
せわしげに
その身に負わされた太陽の名を
あちらこちらへ
振りまいて
唐突に
発つ

 ....
その一滴を
くちびるに運んだならば

あなたもわたしも
同じ生きもの


潤いの程度に差はあれど

却ってそれが
証になる

あなたとわたしを
等しく結びつけられることの ....
濡れそぼつ紫陽花を
傘の中から覗いたわたし

やがて
雨が上がれば
水滴さえも花にして
紫陽花は凛と
咲くのだろう

濡れることを厭うわたしは
濡れる役目を傘に負わせて
 ....
ようやく
二本足で歩きはじめた我が子が
草はらで不意にしゃがみこみ
石ころや小枝を見つめている

あるいは
石ころや小枝のほうから
見つめてきたのだろうか

何かに染まりすぎ ....
夏至が過ぎた、と思うと
こころが細る

なにも
急激に夜が押し寄せるわけではないし
夏本番を迎えてさえいないのに
こころは焦る

やりたいことと
やらねばならぬことと
両方 ....
きみの王国には
ママとパパがいて
きみの法に翻弄されている

きみの王国には
どんなものでも住めるから
かえるもクマもお友だち
くるまも絵本もお友だち

きみの王国には
 ....
{引用=


一 あの丘で


 あの丘で
 春風をむかえよう

 あの丘で
 花のかざりに
 微笑んでいよう

 あの丘で
 小鳥の歌に
 つらなっていよう ....
三月の晴れ間に舞う
ひとひらの冬

勢いもなく
威厳もなく
すぐにもそれは解けて

どこから来たの、
どこへと行くの、
たずねるいとまも無く
お別れになる

けれど、
 ....
三月の外気は
まだまだ零下だから
白くけむるよ
吐息はみんな白くけむるよ
こちら北海道の三月は
まだまだ桜と無縁だからね
凍えるよ
着のみ着のまま出てきたのでは
凍えるよ
ひ ....
てのひらに
ふうわり、と来る
それは

とつぜんに
ふうわり、と寄る
それは

とてもやわらかく
とても軽やかで

ぬくい
手ざわりです

だから

仮に
 ....
ひとの心に降るという
ましろな雪に
触れたくて
ずっと
ひとの命に寄りそって
ひとの命を
慕ってきたけれど
それは
もしかしたら
ひとの命を奪うことに
なっていたのではあるまい ....
愛の映らぬ鏡があろうか

愛無き涙も
愛無き悔いもないならば

愛の映らぬ鏡があろうか



その背がいかに重くとも
その背がいかに暗くとも
それを見据えるお前の眼だけは ....
荒涼とした大地の上に
荒涼とした時空が
広がる

その
片隅を
写し取りたい些細な詞は
荒涼とした
影をなす

荒涼とした影の懐に
荒涼とした金属の
痕跡がある

 ....
水は
裏切ったりはしないのです

やさしい嘘と
呼ばれるすべに甘んじて
飲み干しかねた
水はあっても

迎える季節を過ちかねて
流れるしかなかった
水はあっても

水は ....
幼い日々が
やわらかく在ったのは
いつわりごと、が
易しかったから

不器用な手に
添われていたから


ひとつひとつの横顔は
おぼろ気だけれど
ぬくもる匂いは
きえ去らな ....
明日の色は
だれにも見えない

必ず見えない



もしかしたら、とか
うまくいけば、とか

思いを
重ねれば重ねるほど

夜は深く染まって
真っ暗だ



 ....
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整然- 千波 一 ...自由詩514-10-1
紡ぎうた- 千波 一 ...自由詩614-9-29
冬の翼- 千波 一 ...自由詩814-9-23
てんとう虫- 千波 一 ...自由詩1314-9-16
一蓮托生- 千波 一 ...自由詩414-8-27
紫陽花- 千波 一 ...自由詩1114-6-29
接続- 千波 一 ...自由詩914-6-28
あまりにも夏- 千波 一 ...自由詩514-6-25
きみの王国- 千波 一 ...自由詩514-3-29
小詩集【あおい瞳】- 千波 一 ...自由詩514-3-23
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暴風域- 千波 一 ...自由詩614-2-26
子守唄- 千波 一 ...自由詩314-1-24
無限- 千波 一 ...自由詩413-3-29
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千代紙- 千波 一 ...自由詩11*13-1-29
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