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失ってゆく
失ってゆく
毎秒毎時毎日 失ってゆく
だから食べる
おなかいっぱい食べたい
一生懸命話す
漏らさないよう聞く
でも満たされないから
恨みごとをいう
届かないのはあ ....
一滴
一滴
そして数滴
雨粒が打ちつける
見上げれば
どことなく暗い雲が
行き先を不安にさせる
引き返せと
無言の視線を投げかける
家を失った犬だから
まずは寝床
そ ....
青い球体に手を突き刺して
あなたを引き抜きたい
白い球体はゆっくり東から西へ
いつもより明るい夜を巡っていく
孤独なんて簡単に乗り越えられる
と思っていたのに、私はもう潰れてしまい
そうに ....
雪の降りた朝に
わたしは吸い込む
冬の鳴き声を
しっかりと逃がさないように
両の耳で
抱きしめる
冬の呼気を
愛おしいから
二度と離れるのはいやだから
この手は放さない
奇数連 森川 茂:偶数連 フライハイ
部屋から見える青空を見て
もう終わりにしたい
と、つぶやく
告白を聞く穏やかな審議官の微笑みは
閉じられた迷宮への通行証
なぜ生きている? ....
裂けそうな繋がりを縫合してゆく
失いたくない人は
バス停で待っている
じっと話したいことを
考えてみると
嗚咽で崩れ落ちそうになる
立ち去ってしまうのか?
去りゆく人を知らない
けれど ....
いつからか小鳥が来なくなった
名も知らぬ小鳥たちが
毎朝訪れ、よちよち歩いているのを見て
囲いのある私の生活も
悪くないと思えていたのに
いつからか朝の声はしなくなっていた
流浪の ....
交錯詩「月」 フライハイ/森川 茂
奇数行:フライハイ
偶数行:森川 茂
{引用=
眠られぬ夜 見上げる空
自然なんてさして美しくもない、と
歪 ....
幸せな 人見て吾が身 嘆く我が
いやらしかなし ゆく日の気配
穏やかな夏の青い空に
幼い頃聞かされた赤く染められた天地が
嘘のように
頭を刈った少年たちの
淡い掛け声が響いた
誰もが歩む死への行進
だけど殺し合いは御免だ
「兄弟仲よに分けないか ....
ミスフライハイさんのwithinさんおすすめリスト
(10)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
失ってゆく
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within
自由詩
7*
11-3-30
迷い犬
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within
自由詩
3*
11-3-7
青い孤独
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within
自由詩
8*
11-3-4
逃がさない
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within
自由詩
9*
11-2-25
スカイプ連詩「閉鎖病棟」森川茂/フライハイ
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within
自由詩
3*
11-2-10
真冬のセパゾン
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within
自由詩
4*
10-12-27
断線
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within
自由詩
7*
10-11-25
交錯詩「月」_フライハイ/森川_茂
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within
自由詩
6*
10-11-16
暑い秋
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within
短歌
5*
10-10-19
彼岸入りに
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within
自由詩
15*
10-9-20
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