すべてのおすすめ
ふしぎなことだが
毎日雨が降り続いている
雨は濁流をつくって
市街地を走っている
市街地では人々が
右往左往している
夏からそのままになっている
南部鉄の風鈴が
軒下でずっと
雨を呼 ....
猫猫しい彼女
罪悪感のほとりで
レースの黒と踊る

隙もない
目を離すことができない
成す術もない
青を背景にまっすぐな道路が
斜面を登っていくのだけれど
いずれ天に触れそうなところで
消えてしまうとわかる

長い橋を渡りながら
巨大な甲殻類の内側で
対になる脚を数えていても
韻律は ....
街が滅ぶ前に
草原へ移動した
光を失う前に
海を見た

右目だけで出会う世界に
違和感は覚えなかった
走り出すときに半身を
庇うことを除けば

音楽が鳴り止まない
バランス以前に ....
アラガイsさんの瀬崎 虎彦さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 瀬崎 虎 ...自由詩412-2-28
シロとクロ- 瀬崎 虎 ...自由詩310-10-26
比喩とミルフィーユ- 瀬崎 虎 ...自由詩310-10-22
視覚- 瀬崎 虎 ...自由詩510-10-12

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する