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「えいえん 佳子1997 冬」「鳥の唄 2000 冬」全面改定版
ダーザイン


「えいえん 佳子1997 冬」増補改訂版  武田聡人


「もしもし、もしもし、神様ですか?」
 祖父 ....
その娘は頬を赤らめることができる
ただそれだけのわけで
マートのレジを叩く少女を愛おしく思った

何故人は人を求めるのかね

一人ではないという幻想
届くことのないテレパシー
真空の宙 ....
孤独な旅に早くもくたびれて
テントの中で アパートの椅子を思う
食卓に一脚の椅子

雨に煙った三日間
バイク乗りは手を差し伸べあうが
届ける花束はない

明日はもっと 寂しい所へ行こう ....
口の中に微かに鉄の味がある
コートの袖口が擦り切れている
錆びたドラム缶からはいだして
月下の廃工場を後にする
奏者を失って久しい機械が
ほの青く光る一群の風琴になっていた

鳥が飛び立 ....
間遠に灯るガス燈の火を
ひとつひとつ落としながら
どこまでも
迷い道をたどってきました

鳩色の街に
静かに降り積もる粉雪
きしきしと
水晶が発振する音が聞こえます

いつの日にか ....
朝露に濡れた道を
金色に光る
なだらかな稜線へとたどる

うつむいた桜草が
風にふるえ
太古の海を弔ってきた
アンモナイトがひとつ
朝日を受けた岩の間に割れ落ちて
失われた鐘の音が鳴 ....
ポーさんのダーザインさんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「えいえん_佳子1997_冬」「鳥の唄_2000_冬」全面改 ...- ダーザイ ...散文(批評 ...310-1-13
岸辺- ダーザイ ...自由詩1108-4-11
一脚の椅子- ダーザイ ...自由詩808-4-11
青い花- ダーザイ ...自由詩1408-4-11
光の骸(再々改訂版)- ダーザイ ...自由詩1708-1-22
言葉- ダーザイ ...自由詩804-4-9

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