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まだ
誰一人として
踏みしめてはいない
ふわりとした新雪のままの
土手に重なって 遥か遠く
超然とした白雲が広がり
それを 微かに淡い
冬の空がつつんでいる
こがね色の午後の日差し ....
あなたという詩集を読む
ページをめくるごとに
あなたは姿を変える
それは紛れもなくあなただ
湖面に張った氷の下で
微かにあなたの体温を感じている
あなたはぼくをぎりぎりまで追い詰める
....
こんもりと雪に覆われた朝
夢中でついばむすずめたちは
埋もれることもなく
枯草を折ることもない
だがまんまるの愛らしさは鋭い冷気への対抗
食糧不足は天敵も同じ
生きることは戦い
いの ....
それぞれに様々な「ことば」が書かれた無数の箱の前で男は沈思する 名詞 熟語 接続詞 形容詞…吟味に吟味を重ねた末 男は箱を積み上げて建物を建て始める
実存の子 ....
アイビーが空間を探っている
感覚だけをたよりに
つかまえて 己のからだを寄り添わせ
まだ見ぬかたちを具現しようと
精一杯手を伸ばし
探している
探している わたしも
この感覚だけを ....
常緑樹が立ち並ぶ小高い場所で
わたしたちはうさぎの足跡を見つけた
雪原の輝きとはうらはらに
頬がかじかみ 言葉は出る前に凍りついていた
あなたはやさしいメロディーと悲しい歌詞の歌が好きで
よ ....
神秘のヴェールを失った
月は一個の衛星
人類にとって偉大な一歩は
月を地面に引きずり下ろした
足跡をつけられ 征服ずみの旗を立てられ
凌辱されたかつての女神は
いまでは早い者勝ち
勝手に ....
冬の黄昏に照り映える
赤いおべべに着飾って
あれに見えるは御犬様
にっくき仇の御犬様
お供はいつも従って
糞を拾うて歩いてる
思い起こせば七日前
クレーム処理で訪れた
上得意の客の ....
たまりにたまったドロドロを
吐いたり書いたり出し続ければ
少しはすっきりするものです
だけどやっぱりドロドロは
またまた心にたまってふえて
苦しくなって苦しくなって
吐いて出さずにはいられ ....
乾 加津也さんのただのみきやさんおすすめリスト
(39)
タイトル
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カテゴリ
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日付
美しいものは流転する
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ただのみ ...
自由詩
12*
12-1-19
あなたという詩集を読む
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ただのみ ...
自由詩
20*
12-1-12
MISSION
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ただのみ ...
自由詩
32*
11-12-25
空転突飛腹八分目
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ただのみ ...
自由詩
12*
11-12-21
感覚遊泳
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ただのみ ...
自由詩
7*
11-12-19
すべて_つなぎとめることは_できないもの
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ただのみ ...
自由詩
6*
11-12-17
月の味方は詩人だけ
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ただのみ ...
自由詩
12*
11-12-15
にっくき御犬様
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ただのみ ...
自由詩
6*
11-12-14
泥どろ
-
ただのみ ...
自由詩
9
11-12-7
1
2
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