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バスは砂の街を過ぎた。
撒き上がる砂埃に、窓の外側がざらついている。広い道路が先細って、地平線へ続くのが見える。
小さな土煉瓦の集落が、前に現れる。薄汚れた数頭の羊が、崩れ落ちた土壁に囲まれ、 ....
数か月を一緒に過ごした季節が、けさ帰ったようだ。
挨拶はできなかったが、夜中から荷造りをする音が聞こえていた。
せめて手紙でも置いて行けばいいものを。

寝転がったまま薄目を開けてみると、 ....
乾 加津也さんの小林 柳さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
羊・風車・深海魚- 小林 柳自由詩511-2-2
頬杖- 小林 柳自由詩410-9-25

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