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路線図の名前をとおりすぎるたび夕暮れの記憶となって
建設中のクレーンをかすめる金属音の反響
かりそめの服を着たらもう祖父の葬式だった
東京は暮らし辛いねと母が呟き
落とした花を持て余している会 ....
夕立があらわになると
鳥たちは身をのりだすのでした

*

私は10日ぶりにアイスを一つ食べて
誰もいないリビングで
雷をやりすごす

*

祖母がもう歩けないのだと
母が悲し ....
うつくしい人の想像をこえた
あなたのかかえているもの
すべては朝だった

*

きもちいいくらいの遠心力で
渡り鳥は群れていて
ふゆ、なんてたった一言で
言っていいことと悪いことがあ ....
乾 加津也さんのことこさんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
(仮)- ことこ自由詩7*12-10-13
夕立- ことこ自由詩312-8-6
立冬- ことこ自由詩14*12-8-4

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