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朝の近くで
鳥はそうそう、何ごともなかったように
空の下 奏でている
わやくちゃになった己こころ
沈めたいともがきつつ
ただ座っている
朝が近づく
やっと明ける不安からのかいほう ....
いつだって
人は やじるし、だ
変幻自在に曲がる針金製の
伯父は
がんだった
誰にもしらせずに
抗がん剤とむきあう
プライドと
やさしさで
わたしは何もないように過ごす
一 ....
花びらたちが役目を終えてきみへと流れ出す
きみから涙は出ないのに
あしもとには戻らないため息の砂塵がしみ込んで
希望が小さい竜巻のよう わたげのよう
くるりくるりのてーま
空けた球体の ....
・・・
徐々に拍手
やがて喝采
そんなふうにして雨が
ふりやまない
かなしくない
矢印が斜めに
さしこむ窓に涙
いえ、ここはみずのくに
・・・
そらに昇ってゆく人は ....
目を覚まして こすり合わせる
貧弱なものたちの強い毎日
そんなあなたに ごほうびです
と
満月が二つ出た
願ってもいないことだったが
ひとつは自分用に
大きなポイで掬った
知り合いの ....
すこしずつ失いかけている
じぶんのもの
だれかのもの
時間
神経
ほね
膜
すり減らし、こそぎ落とし
さいごには糸になる
糸くずで
とんでいく
どうとでもかまわない
何 ....
あるひ、
人生がながれだして いや
これまでもずっと
ながれている
ことをおもう
おじいさんや女子高生が
目の前をひだりから右にあるいている
雲は勢いにのり ぐいぐいと
きえていっ ....
どうして笑っているの
たくさん わたしたちは生きている
どうして泣いているの
たくさん わたしたちは歩いている
どこにいっても
どこにいても
こどうとともに
だれかをおもう
こ ....
天国にいってしまったら
天国から手紙は来ないから
せめてできることだけを
おぼえないとなあ
せいかつは強弱のヴォリュームでいきること
ときには手をぬく
つんのめるほど減り込まないよ ....
透ける唄をきくから目をとじて
車の流れる音も聞きながして
そらはやっと明けたのに夜は幕をさげてゆく
夏はもう通り過ぎたの
冬物を出しながら
これからのことを考えて
でもこれからのことな ....
服を脱げば
汗をぬぐえば
そこには
熱い風でもない湿りでもない
夏が
夏というものが現れる
幼子のころを思い出すなつ
幼子はおとなにあこがれた
おとな ....
乾 加津也さんの唐草フウさんおすすめリスト
(11)
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日付
朝の近く
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唐草フウ
自由詩
14*
13-4-8
十月一日の
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唐草フウ
自由詩
11*
12-10-1
春のテーマ
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唐草フウ
自由詩
14*
12-4-12
YUME
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唐草フウ
自由詩
8*
11-11-18
正しい月
-
唐草フウ
自由詩
14*
11-9-14
110704
-
唐草フウ
自由詩
7*
11-7-4
むじょう
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唐草フウ
自由詩
9*
11-6-7
平成23年の春に
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唐草フウ
自由詩
11*
11-3-31
1011
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唐草フウ
自由詩
15*
10-10-14
ざわめき
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唐草フウ
自由詩
9*
10-10-3
あおぎみる、なつ
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唐草フウ
自由詩
8*
10-8-28
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