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そして真白な夜が明けて
霜、サフランの開く音は
夜中積もった雪に吸い込まれて
窓の中まで届かない

光は反射しながら落ちてくる
雲、菫色の雲をわって
シナモンを焚くけむりが部屋に満ちて
　.... 俺たちはもうそんなに遠くへは行くことができない
俺たちにはもうそんなに力が残ってはいないし
それにもうじゅうぶん遠くまで来てしまったから

石段を降りた水面の高さから
今度は二段昇った水の上　....

乾 加津也さんのカワグチタケシさんおすすめリスト（2）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
朝	- カワグチ ...	自由詩	10*	12-2-18
水の上の透明な駅	- カワグチ ...	自由詩	11	10-8-22

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