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生きづらいな
なんて時々生意気にもおもう

ただそれは誰かが対処できていることに
自分なりの対処法をもたないだけだろう

経験値はできれば幅広く多く積みたいものだ
子供達以上にドラクエに ....
ありあわせのもので生きてゆく
冷蔵庫のなかにはあるいはいえのなかには
備蓄したもののない

こってりとした愛とか
ささくれだった笑いとか
スパイスをきかしたつもりの人造サラダ

気 ....
僕たちはかつての関係を修復することはできない
それは時間に奪われたから

関係は必ずしも修復を望まない
ときに修復は困難をともないその努力を裏切るもの

すべてのものすべての凍った息を溶か ....
散らかった新聞紙やカップヌードルの食べ残しに紛れて
暗号が見え隠れするこの部屋で心の銃をみがく狙撃手
ぼくらは思想をもたないトラブルメーカー

いまさら乱数表でこの世界のキーワードがやりとりさ ....
とりどりの花散らしゆく街にきみの息づくしるし捜す

トロピカルドレス熱く纏う真夏のひとみと星とヴァンパイアー

ロードムービーからもれるつめたいバーモントの月ちょっと欠け

絶望的に収縮す ....
歳時記を紐解いてまたあきらめる

光の彫刻館のマスター朝のウオーキング中

バーボンの琥珀に魅せられて眠る朝

分類学と記号論との区別もつかぬこの頭

レスポールのポールコゾフの溶ける ....
僕の冷蔵庫ではつぎつぎとものが腐ってゆく
賞味期限は半月前は当たり前野菜は黴としなびで
使い切れないぞ独身奇族

そこで整理もかねて古い野菜をかたっぱしから検閲し
余命少ないあるいはアンチエ ....
ポエケットではなくエアポケット
チケットのない旅を君と

母が亡くなって最期は点滴でも間に合わない
栄養失調のまま昏睡状態で逝った

体格のいい人で骨壷に入りきらずに
納骨の係りの方に
 ....
めまぐるしく変わるのろーてーしょん
さっきギターかかえてロックンロールやってた
双子のH兄弟は
O嬢と合流してみずみずしいあたらしい恋ものがたり

あたしは遊園地の遠心分離機でぐるぐるの目眩 ....
路地裏の子供たちに混じって
じぶんをせいいっぱい主張するそら君
機関車トーマスが仲間らしい

いつもよだれや涙がいっぱいのそらには
お菓子やいちごやそんないれものもあるんだろうね

そう ....
うちの孤高の戦士はいまベランダでひなたぼっこ
あえて妄想中とは言いますまい
ときどきかれの誇り高きぶた猫の本能が
のねずみやのうさぎの後姿をおもいだすのかもしれない
それとも昔の彼女の寝姿か
 ....
ベルサイユ アントワネットの食べ残し

フランス革命はルソーの性倒錯の森の中

ニーチェの性病彼のさいごのアフォリズム

どうせおかしい頭ならうけたい分析ルーサロメ

バイロイト祝祭劇 ....
いま夏はどこそしてぼくの隣にすわっているのは誰

灯台へつづく道ひかりとかげの午後をあるく

ひまわりと話し続けたこの丘で幼い頃の夏をみつけた

エンドレスサマー潮騒にこころをのせてきくサ ....
小磯良平描くところの令嬢である

タイトルは「冬の夜」

昭和29年週間朝日
新春増刊号の表紙であるが
ちなみに当時の値段で一冊70円
先日古本屋で50円だった

花森安治や長谷川町 ....
誘惑する怠惰にそっと触れてみる朝僕はだれ

ただひとつ詩だけが浮かぶわけでもないのにこの海に

蔓延する伝染性の恋愛文化のバラのつる

ことばにならないもどかしさかかえてはしれ直感

 ....
ふるさとは選挙のときだけおもうもの

震災より選挙にそなえる身の軽さ

国民のためってどこの国だっけ

国会中継やるたび下がる視聴率

議員報酬出来高制にしたらいい

金バッジ相続 ....
この世でいちばん無用なものはなにかというとじぶんなのだが
それでは書き手がいなくなってしまうので
とりあえず駄文を綴れるうちは生かしておこう

いつも思うのだがじぶんを生存的に維持するだけなら ....
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
ではなくて
ごめんなさい

せめて日英共同開発のあんぱん機関車トーマス号で

春野を親子で車窓の旅のどかなひととき

まさかこの写真じゃ
お ....
月面に地球がのぼるのを見たことがあるかい

虹彩異色症の奥菜惠ちゃん デビッドボウイ

片目が金目でもう片方が銀目の猫

ちょっとだけちがうものが無数に存在するが

有限個ならば統計学 ....
ぼくのたいせつなピンナップは

可愛いおんなのこでもなく

こころを満たす風景でもなく

人間たちという
お芋の写真

肉じゃがになったり
カレーに入ったりして
みんなおいしく生きてます

いも堀りっ ....
ぼくときみは違う水路をたどって岩に孵化する山椒魚さ

無限のかがみの列から零れ落ちたひとひらのきみの笑顔

体温をかんじながらぼくらは越境する夜よ冷えろ

この曲をききながら羊水のなかに浮 ....
ぼくはわらう
きみもわらう
ふたつのわらいは似ていない
けれどもきみとぼくはいま仲間だ

きみとぼくの痕跡はまったく違うが
たまにおなじ涙をながす

ふたりとも最近猿よりもいささか利口 ....
藤鈴呼さんの梅昆布茶さんおすすめリスト(22)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
25年目のおっぱい- 梅昆布茶自由詩15*14-10-1
やきそば- 梅昆布茶自由詩1312-9-21
修復- 梅昆布茶自由詩1112-9-13
さいごの狙撃者- 梅昆布茶自由詩1912-9-1
やさしい夢- 梅昆布茶短歌612-8-9
ブレイクスルー- 梅昆布茶俳句312-8-5
怪しい料理教室- 梅昆布茶自由詩2012-8-3
エア・ポケット- 梅昆布茶自由詩2212-7-30
となりの原子- 梅昆布茶自由詩1312-7-28
そらにあう- 梅昆布茶自由詩1912-7-26
ベランダの猫- 梅昆布茶自由詩2312-7-22
ベルサイユの椿- 梅昆布茶川柳212-7-22
岬の午後より- 梅昆布茶短歌812-7-18
麗人- 梅昆布茶携帯写真+ ...812-7-15
直感する装置- 梅昆布茶自由詩10+12-7-8
へなちょこ川柳- 梅昆布茶川柳912-7-3
いきる(脳力)- 梅昆布茶自由詩1412-7-1
菜の花まつりにて- 梅昆布茶携帯写真+ ...10*12-6-27
地球照- 梅昆布茶自由詩2212-6-24
ぴんなっぷす- 梅昆布茶携帯写真+ ...812-6-24
水脈- 梅昆布茶短歌1112-6-21
仲間- 梅昆布茶自由詩712-6-2

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