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風のなかを
風になれない音がすぎる
到かない光が
夜を見ている


凍った川のむこう
動かない夜
音のいちばん熱いところ
炎の奥に鳴り響くもの


姿のうし ....
実のつらなりが
水に映る
逆さになり
雨が来る


遠くと近くの震えが混ざり
小さな 音だけの雨となり
曇へ降る虹
曇から降る虹を見つめる


指のかたちの熱が ....
最初の雨の火に焼かれ
槍や矢の血の頬を娶い
色なき泡を
曇へ放ち


海を消す火
ひかり鳴る海
寄せる片目
まばたきの波


黒円が重なる
白濁が白濁を射抜く ....
豊島ケイトウさんの木立 悟さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ひとつ_ほとり- 木立 悟自由詩710-10-14
夜と辺- 木立 悟自由詩1410-9-29
遠透季- 木立 悟自由詩4+10-9-8

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