身分証作るのに要る身分証

mixiの日記で嘘をつく私

弟に他人行儀で呼ばれた日

お兄ちゃんと言ってくれた知らない人

俺の家と教えられたのが彼女の家

寝たまんま仕事ができる ....
(一)

駅の改札を出て
長い階段を下りたところで
醜く太っていて、サスペンダーと蝶ネクタイをした
男に声をかけられた
公然わいせつ以外のすべてのこと。

世界と呼ぶには狭すぎる生活、 ....
モラトリアム、潰した虫の在処が解らない、その内に消えて無くなるのだろうという感情、無政府主義は涙さえ血に変えてしまうのだ、(弦楽をバックに)お前は悪い女だった、口先だけの女だった、肉欲まみれの女だ .... 始まってから後の受け皿は
銀色の物を溜めるよりも炊飯してしまう

プロペラの風がいつまでも心地いい場所じゃないから
まな板で転がした消しゴムを描くのなら
画板を垂直に掛けるのもよしとして
 ....
また行く。
今日は風が速いから、
飛ぶように雲が飛ぶ。

わたしときたら、
口を情けなく開けたままで、
首の疲れも忘れて。

    噫ーーーーーーーーーーーーーーー

などと発語 ....
旅立ったパンツの形を思い出しながら
肘をつかえさせて
そうしてできた環の向こうに置き引き犯を見たい

パンフレットだけで身を隠すよりも
中身を覗けないポップコーンの容器を投げ合って

か ....
鏡だけが上から迫って来るより
下敷きをはめ込んだ鏡が降りて来るほうが
そりゃあ怖いさ

頬を伸ばして
いつか窓辺に並ぶって知っていても
湿らせずにいられない折り紙

きちんと折ったやつ ....
タイガーさん、計算機の分厚さは
そこまで皮算用するほどにはならないって
塀伝いに伝えて来てるのは

夢見が悪くなりそうな果物ばかりを
縄でこすりながら落とした夜の子ども

戻した分だけま ....
くじ引きするのはタイヤの転がりやすい草の上で
ハンカチを猟銃と見間違っても構わない
それは昼だから

何故引き上げてくれるって知ってたかって?
拡声器の後ろに当てる手を見たから


 ....
斜めに見る丘を独り占めしたくない

膨らみすぎた風船で押し出された奴等だけ
クジラの群れへ戻して

手のひらが足りなくても
登山する子らには
一つ上の倍率の 脇の下で足りるはず

す ....
まな板に寝かせられている私を想像する
きっと私の涙は美味しくない
だから泣かない

黒潮市場のマグロは解体ショーにて解体される
私はそうならなかった
ただあっさりと包丁を体に入れられる
 ....
よぼよぼの輪の広がりをせき止めると
その分 細かく染まる

庭の散らかりは
天井が降って来て初めて
薬を飲み込んだだけ と気づくくらいの
戸惑わせ方で

どんな中華料理屋に行っても青い
はまぐりが周りへ近づくのを止めようと
頑張ってしまったのかい

代わりに
熊みたいな牛の
黒い鼻先だけが囲むよ

見えなくても 嫌でも 
こっちへ
高らかに目押しのできないふりをした私に和尚が近づいてくる

頭蓋骨からして大きめだって言うなら猫の腹をあてがってやる

涙目で「バスタブの縁に上ってたかどうか教えて」なんて無意味だ

そこ ....
ばあちゃんカステラ食べながら死にました
ばあちゃんカステラ食べながら死にました
と、深爪ぎみの少女

マイクを持つのは初めてらしい
マイクに処女を奪われている
列席者は視姦している
 ....
気の早い春一番は 潮鳴りのようなおとを立て
町の上空をゆくのでした
「僕ら、結婚するかな」
彼が昨夜言ったことばが、洗っていたおさらから急に飛び出してきて、ひっこめるのに苦労しました。わたし ....
雲の上と下にそれぞれ辿り着いて
心から取り出せない団地を焦ってみても下手だ

見られるのなら車窓から
てっぺんの白いギザギザを右へ右へと詰めて
何かに突き当たったあたりで知らせてほしい
  ....
無事故で改革 大化の改新
バラバラに刻む前の貝殻ばかり足の裏に当たってきて冗談みたいだ
砂粒はこれ以上細かくならないって知らない人が
一面を海にして
背中を反らせたから
太陽光はここで乱反射 ....
昨日まで司法書士じゃなかった
から バズーカの砲口が黄色く見えない
同じ毛モジャのバスタオルをかぶせられても
胸が張らないけど

空気圧でブルブルと 振るえてる自分の頬が
どんどん擦れるよ ....
心が肉のかたまりだったらよかったのに
ロースみたいなきれいな肉じゃなくて
内臓、モツみたいな
ぬめぬめしたモツミックス200?の

心が頭のなかにあるなんて、
あんなすかすかでプリンみたい ....
山月記の中島敦は32歳のときに南洋の信託統治領へ教科書編修の旅に出た

トラック島とパラオ島間は
4発の水上飛行機
朝潮に乗り
2000m上空から
輝く海の
小さい島を眺め
 ....
砂嵐の葬式。
punk化した鎮魂歌。
先の見えない俺。
充血した、cats-eye。

電信柱にて、チゴイネルワイゼン。
アスファルトにて、3、2、1、0。

「あした、あした、あした ....
私が幼稚園生だった頃、パパは鼻の下に口ひげを生やしていた。
ある日、幼稚園の先生が「パパがひげを生やしている人!」と歌の途中に訊いた。
私にとってひげとはもっともじゃもじゃしたものだったので無反応 ....
午後からニューロンが降った。

ニューロンが降るなんてことはめったにないのだ。マカロニ状のも
のが空から次々降ってきて、すぐに地面に溶けてゆく。
隣の家の子供が大喜びで外をかけまわっていたがそ ....
水槽に知らない虫が湧いているそれはそれとして夏は過ぎゆく

六甲のおいしい水を買い占めてもうすぐ君は火星に帰る

部屋中の精密機器は引き出しへ理工学部の多田君が来る

雨上がり気付かず傘を ....
あなたといる夜
私はとっても眠たくて
あなたが話し掛ける声を聞きながら
私は眠りの世界に引きずり込まれる

あなたのいない夜
私はとっても寂しくて
あなたのいないこんな夜こそ
私はゆっ ....
わけもなく
海に行かない


青ざめた
この肌の下の水脈に海の素質があるとしても


夏において
情熱的な、情熱的な
世界中の観察眼と観察眼が合い続けているとし ....
私の
家の裏には
杉林があって
その向こうには
すこしばかりの空があって
夏になれば
蝉時雨が満面に鳴り響いているのです
しばらくそれを
みつめていると蝉の声が深く
静かに命を説いて ....
男はふと時計を見た
まじまじと時計を見たことはなかったが
見れば見るほど
時計は自分に似ていた
あたりまえだ
男は時計なのだから
一方、時計はといえば
すでに着替えを終え
これから ....
憧れのシャロン・ストーンのポスターの鼻のところに画鋲が二つ

七月の炎天下での朝礼は戦争映画の軍隊のよう

摩訶不思議ニコラス・ケイジと担任は同じハゲでもこんなに違う

汗だくの機材 ....
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