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縁側で闇を見ている妹の白いうなじが僕を呼んでる
夏野山汗ばみながら駆けてゆくゆくえふめいの妹の兄
鉄塔の錆びた階段昇りゆく100階したから姉とは呼べづ
鏡台に映る妹べにを ....
夏 か い て ん す る と 同 時 に 蝉 騒 ぐ
盗 塁 を 刺 せ ず 投 手 の 恋 終 わ る
縁 側 の 素 足 の 影 で 眠 る 秋
草 む し り 花 ....
痙攣している右手で
聞いたこともない山々や
見たこともない街並みを描く君
僕はくだらない登山家として描かれ
どんな街並みなのか見ることもなく
いつまでも登り続けている
だけど君の手が震えて ....
僕がこうしている間にも
みんなは難なく乗り越えてゆく
僕は車が故障したので
修理するフリをしている
もう何年も
時々車を押してみる
見飽きたこの風景とも
今日でさよならさ
とか ....
焼 き 魚 泳 ぐ 世 界 は 詩 の 世 界
前 世 で の 僕 ら ふ た り の 墓 参 り
夢 枕 寝 グ セ で 立 っ た 先 祖 さ ま
ね み み み ず 寝 間 着 ....