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みず玉の瓶のむこうの夕立と 風をとおした君の目元と

君は右僕は左を濡らしつつ ちいさな傘をでようとはせず

ためいきを午睡の風に結び付け生温いまま季節交わる

水溜りにかがんだ君のう ....
切なさをあつめてひらく夏椿

青梅の香りにも似て初恋は

後悔と勿忘草の淡い色

酢漿草の種が弾けて夕暮れる

赤色を零してなお紅ばらの花

寂しさの数だけ蒼く紫陽花が

 ....
雨の日はお弔いをする
恋のような後悔のような
小さなもののお弔いをする
つけたゆびのあとはうすあお桃いろはなほの不在をつらぬき通し


おだやかな寝息はうみをつれもどしくち元にふるいはなをかざる


つぼみさへかたく締まつてゆめを見る足音とほくはるは逃 ....
すこやかな寝息としろくなめらかな腕 みだれうつぼくの欲求

水を抱くように おもいだしている 髪の毛 指先 かさなるため息
ま のすけさんのはるなさんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
スカート- はるな短歌510-7-9
窓の外- はるな俳句310-6-19
- はるな自由詩110-6-16
春まつうた- はるな短歌410-3-30
ため息- はるな短歌710-3-23

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