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久かたぶりに訪れた渋谷センター街
取り壊し中の建物とかあったりして何となく余所よそしさを覚える

平日の昼間ってこともあるのだろうけど

チーマー、ガングロな人びと
そして神話の国の神話な ....
あたらしいかばんの中に
あたらしい男の子

あたらしい男の子の手で
あたらしいわたしになる

わたしの泉はあふれ出る
窓の向こうには雨が降る

あたらしい一日の手前で
あたらし ....
お母さんがシンゴのことやさしいひとだね、って言ってたよ、

このまえカワバタをお母さんに紹介した
お母さんにポリタンクふたつぶん水を渡してお母さんからヨシミは電動自転車をもらった
なにかで当て ....
泣け
なにがあったか言わないままに
泣け
きかずともよいだれの言葉も
泣いていればよい
悲しくなくとも

生きた
生かされた
産み落とされたなら

どんな叫びでもかまわないのです ....
春は怯えてた

夏は泣いてた

秋で落ち着き

冬で笑う

もう少し肌の露出を抑えて欲しい
息するように死んでいって
息するように泣いて
息するように嘘をついているね

嫌われたくないなんて嘘で
本当は嫌いたくないだけ
夢が覚めるのを恐れて
不眠症みたいになっている


 ....
              100606


60サンチの艦砲射撃で街の中は大混乱
命が大事と逃げ出したくなるのを踏みとどまって
物干し竿を売りにゆく
20年前の価格ですと
ラウドスピー ....
 
 
あめがふると
くさがはえるのだと
こどもがおしえてくれた

わすれていただけなのだ
やくにたたないと
しってから

おとなになるために
すててきた
わたしとこどもを
 ....
                  100604




ぐてんと鳴く
河の中から
立ち上がるのは
誰なのか
代表選挙が始まると
弾かれたように
元気になったのは
誰なのか
 ....
ジョギングする人とすれ違った
ネクタイをゆるめた長身の男の腕をつかみ
バランスをとりながら女が自転車をこいでいた
こんな夜中にこんなところを男女で歩いているとは
ふたりはどれだけ寂しかったのだ ....
いろいろと・・
思うようにならないこと

かえってこない 返事


わざと ではないけれど
返事の書きづらい 手紙を 出してみた

少し 余分に 考えてもらいたくて


はみだ ....
この悲しみはひとにやさしくなれる

いちど別れた女となんねんかぶりに会った

肌をふれあわせる以外のことを夜通しした

この女は最愛だったが

ふたりで制度のなかにくるまれることはなか ....
ユキオからのポカンとしたメールに返信しながら発光するコンビニを通りすぎた
カワバタからはさいきん連絡がない
じぶんが返信しなくなったからだろう
カワバタと別れるといつも、ヨシミはじぶんが空虚にな ....
*一時限目 数学*

美しき微分/麗しき積分/淫らな糖分=知性の所望するもの<睡蓮たちの睡魔 
無限の輪っか((エタニティー=ハニーディップ×2))
を、黒板の隅に小さく描く

カリカリカ ....
ひとを責めずに全力を尽くそう
ひとを裁かずに全力を尽くそう
そしてなにものかにお任せてしてしまおう

なにものかはたたずんでいる
世界にみちて存在をしている

責めず裁かず全力を尽くして ....
ふたり歩む小径にも
ふたりくぐるアーチにも
薔薇たちは咲き誇り 香りはあふれ
胸の想いも 互いの声音や眼差しも
薔薇の魔法を帯びて かなしいほど甘やかに染まり
この園がいっそ迷宮と化せばいい ....
 屈折率がちがうので
 液体があるのだとわかった


 ひんやりとした
 理科室が好きだった


 フラスコやビーカーやアルコールランプの橙色をしたたましいみたいな火
  ....
世界にはなんの
影響もない速度で高速をぶっ飛ばす

悲しくもないのに晴れやかだ
嬉しくもないのに見つめてる

普通の夜だった

この時代のなんてことはない
どっかのなんてことはない男 ....
いんざ だーくないと

背後からふくらはぎを
長い槍で突かれた
二の槍 三の槍飛んできて
背のドラゴンタトゥーの
両目を貫いていった
標本の虫みたく
アスファルトに磔になった

俺 ....
眠らない窓の瞼を無理矢理閉じてから
物干し竿に明日の天気を聞いてみる

コンビニで買ったビニール傘は
骨が一本折れてしまい
それでも黙って使い続けるせいなのか

答えを教えてはくれなかっ ....
 
あなたに似た人と
あなたの名前に似た名前の人が
あなたに関連のないことを
頁の片隅で語り続けている
数日間降雨の無い乾ききった道を
一台の軽トラックが
砂埃をまきあげて走る
そして ....
ぱらぱらと降りそそぐ
オレンジ色の十字星     / ジュウジボシ
軽やかに土を跳ね
思い思いの居場所に
身を委ねる
 
 ....
ひとがひとり亡くなっているんですよ!

不謹慎なの判ってはいるんだけど
鑑識のひとが部屋に出入りしていたりするのに
向かいの高級マンションに住む奥様達はこちらの様子を窺うでもなく
普段どおり ....
ねじ式の少年のように
医者を探す為に放浪することもなく
私は医者を見つけることができた

いくつもの検査
結果ステージ2

決して嬉しくない医師のお言葉

手術室へ向かうベッドのアト ....
新緑の季節
五月の朝の陽光を浴びた
ニコライ堂 緑青に覆われたドーム屋根

明るい陽光に
くっきりとした陰影を残した
コンドルの遺産は
一二〇年経った今日も
聖橋から靖国通りに向かう坂 ....
どんなに
大事に思っても
届かぬ恋

どれだけ
努力しても
繋がらない運命

どうしても
出来ない
ちょっとした信用

どれだけ
抱きしめ合っても
足りない愛

誰もが ....
忘れてはならないものらしい
愛した男の名前と
その男を奪った女の名前
そして事の顛末一切合切と発せられた言葉の一字一句まで

こんな近くに勤めているとは思わなかった

東神田の交差点を右 ....
                    
内地から釣りに来た太陽と恋人たちを
島尻の斎場御嶽にガイドする。
財布から百円玉を取り出し受付機でパンフレットを買うのを指笛に
午後の観光が踊る。
 ....
{引用=
それぞれに交差する
よっつのひとみ

そのやわらかな表面は
甘いのだろうか
それとも潮の

見詰めれば
卵黄を飲み込むように
喉を滑らかに落ちてゆく

嗚呼

同 ....
空き部屋になって久しい一階奥の角部屋
いっこうに入居の気配感じられなくて
郵便受けはチラシとかで溢れている

ポスティングするのが仕事なんだろうけど
声をかけたとしても臆すること無く
ほん ....
トキハ ススムさんの自由詩おすすめリスト(266)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
渋谷センター街のひと- 恋月 ぴ ...自由詩22+*10-6-14
あたらしいかばん- はるな自由詩410-6-14
滝と月- 吉岡ペペ ...自由詩510-6-13
ともかくも泣け- 朧月自由詩210-6-13
小児愛者にとっての春夏秋冬- 一 二自由詩310-6-13
- 三上あず自由詩210-6-12
Sentimental_centimeter- あおば自由詩4*10-6-6
雑草- 小川 葉自由詩17+10-6-5
ぐてん- あおば自由詩3*10-6-4
青山一丁目から- 吉岡ペペ ...自由詩810-6-4
はじまりの_うた- ゆびのお ...自由詩210-6-4
宇宙のものまね- 吉岡ペペ ...自由詩14+10-6-3
生死の皮膜- 吉岡ペペ ...自由詩310-6-3
17歳のエニオン- 夏嶋 真 ...自由詩45+*10-5-31
神のみぞ知る世界- 吉岡ペペ ...自由詩9+10-5-29
薔薇園- 塔野夏子自由詩12*10-5-29
気化してしまう液体なのだ- 石川敬大自由詩1710-5-29
普通の夜- 吉岡ペペ ...自由詩310-5-28
スピアーズ- ハイドパ ...自由詩4*10-5-28
アフターレイン- 中原 那 ...自由詩810-5-27
不在- たもつ自由詩6+*10-5-26
金木犀_零れる- 鵜飼千代 ...自由詩14*10-5-26
お花茶屋のひと- 恋月 ぴ ...自由詩19+*10-5-24
おっぱい- 小川麻由 ...自由詩15*10-5-23
ニコライ堂_ー五月の朝ー- ……とあ ...自由詩14+*10-5-22
DDT- 豊原瑞穂自由詩3+*10-5-20
馬喰町のひと- 恋月 ぴ ...自由詩18*10-5-17
蝶の廃棄- 楽恵自由詩19*10-5-14
半身- 高梁サト ...自由詩14*10-5-10
届かないひと- 恋月 ぴ ...自由詩34+*10-5-10

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