すべてのおすすめ
以下、私の友人である故中川路良和君の処女作品集でもある『頭變木』所収の全詩篇です。
初対面より間もないころ、人には見せたことがないのだが、と中高生時代に書き溜めた作品をなぜかひそかに読ませてくれ ....
午前10時30分
一日に一便きりのフェリーが入港する
家々から 軽トラで トラクターで 人々が集まる
友人を見送る人々
来客を迎える人々
俄かに活気点いた港
ぼくは 人々をフォークリフ ....
きのう手紙がとどきました。ふるさとのこころの箪笥から。
【前略 私は あなたの本当の母です。あなたは 親に「橋の下でひろってきた」と言われると喜んで、高貴な産まれを夢想するような娘でしたね。卵が先 ....
お茶の水橋を医科歯科大学の方向に渡る と
すぐ聖橋の下を潜って秋葉に抜ける道へと右折する。
途中、神田明神から降りてくる坂の方向に左折し、
秋葉の方向へ右折する
と いつもの明神下の路 ....
凝縮された思いが風船のように膨張して、弾けた飛沫が言葉になった。
そんな鮮烈なイメージが浮かんだ。それほど思わぬ角度から言葉が繰り出してくる。
凡庸に収まらない突き抜けた斬新さが、この詩集の魅力だ ....
著者二十代で刊行した第一詩集から第七詩集まで、
半世紀に渡る鋭利な感性の詩編とエッセイからなる一冊である。
この凝縮した水野ひかる氏の世界は、
幾重に年月を経ようとも衰えない「女性力」を感じる。 ....
石川敬大さんの散文(批評随筆小説等)おすすめリスト
(6)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
故_中川路良和_詩作品より
-
まどろむ ...
散文(批評 ...
5*
11-2-14
口永良部島本村港
-
アマメ庵
散文(批評 ...
5*
10-8-11
やわらかな殻
-
るるりら
散文(批評 ...
13*
10-7-19
いつもの酒
-
……とあ ...
散文(批評 ...
6+*
10-7-13
ブリングル御田詩集『次_曲がります』
-
渡 ひろ ...
散文(批評 ...
6*
10-5-28
新・日本現代詩文庫59『水野ひかる詩集』
-
渡 ひろ ...
散文(批評 ...
9*
09-10-7