ぷすぷすぷすぷすと
情緒のねんりょうが切れかかっていて
空を見上げたら
ライオンの むれ
きれぎれにはなればなれ
とげを自分で取ってしまいました、引っぺがしたところからおもいでが樹液 ....
うさぎがぴょんこぴょんこ跳ねて
喜望峰を回り 予想以上に低い
僕の査定額を目にする
ラララ ラベンダーの落日よ
遠くで自転する目に見えぬ惑星の軌道に
僕の心の寂しさをそっと寄り添わせて
....
うちのばあちゃんは
ぼけているから早起きで
朝日に 夕日におがむのは
家族の幸せ
息子と孫の名前を
一人 一人つぶやいて
無事に帰れと願います
居間の嫁の名前は呼ばず
雪が降り ....
腰をフリフリ赤ちゃんダンスで
説教したがる説教師見習い登場
金払う洗脳されたおサルさんだ
安物チラシのカスまで食べたら
スニーカーの底がすり減り始め
ケツを蹴り上げブーツを折れよ
....
鳥かごの中で
小さなキリンを飼ってる
餌は野菜だけでよいので世話が楽だし
時々きれいな声で鳴いたりもする
夕焼けを見るのが好きで
晴れた日の夕方は
日が沈むまでずっと西の空 ....
『金子みすずは素晴らしい』
これ、お母さんの口ぐせ
なんで?と聞くと
『だれも気がつけなかったことに気がつけたから』
なんだって
詩人とは、そういうものなのだろう と ....
花
雷を閉じ込めた蕾。静か静かに、開く、
浅黄色の空を閉じ込めて、朝露にとける、
ふるえた葉から零れる雫が、地面にふれて
貴女は朝を僕らに告げる。
鳥
夕景に聳える、あの塔の廻りを飛ん ....
爽快おにいちゃんがパンツを流した 快進撃おとうとも
パンツを流れる 飛び出す春につぼみは月膨らみガガガ
ガ―と来てプププゥと 貨物列車は芽吹きアンテナ一本
二本を ....
新雪の上にあし痕をつける代り鮮血を垂らす
雪の原(畑で可)に裸の女3人をしゃがませる
1の女は経血を垂らす
2の女は死産児を産み落とす
3の女は陰部にナイフが刺さっている
3人の女の流血 ....
耳の中、ゆっくりと流れ込んでくる群青色の金属音は
きりり、きりり、と子守唄気取り
前に進めば、曖昧なクラシックが見えてきて
立ち止まれば、冷えきったエレクトロニクス
遠い国か? い ....
エナメルの ミニスカートから 這い出した 蛇のタトゥーの 餌になりたい
3人でする遊び。甘えきった発言をする人間と、それを糾弾する人間、また第三者的視点から一連のやり取りを審判する人間の、3つの立場に分かれて別れて遊ぶ。
まず、甘えきった発言をする側が、「一日 ....
うねり跳ね のたうち踊り 旅が始まる
二拍子の行進曲の煽動力
生々しい乗り物
つまらぬ旅程を打ち破り
膨大な慣性を秘め 一直線に放たれた
・・・危機感 六番目の感覚を針で刺す
進路変更 ....
てけてけとんつかたんつかたんぺけぺけぴーとかつくとかつくぺけぺけぽー
アリスからきみに差し出すトランプは52枚のハートのエース
夜中 布団の中でオナラをしたら
夏の花火が 私の中に広がった
それは 匂いがなくなるまで続き
なくなるとともに
花火は 私で
私は 花火だった あの日が
匂いの中で こんもりと
....
女の肉が男に汚されていた
肉の汚れを女が悦ぶたび
女のたましいはより美しさを増した
肉が涙をながす
涙の尖りがひかる
男は女の苦悶を見つめた
このカラクリは迷宮だ
....
なんだかとってもすがすがしい気分なの
ほんと 信じられない!
こんなときは 詩が書けないわ!
だって 言葉にならないくらいすがすがしい気分なんだもの!
ちからたらずだって言われても言い ....
甘くて美味しいチョコレイト
甘くて楽しい恋
苦くても美味しいチョコレイト
苦くてもやめられない恋
あったかいと溶けちゃうチョコレイト
あったかいとなくなる
あっ ....
「いやんばかん木久蔵です」は、オシャレにキマってはいけない。空振りがいいと思う。
心の中に本当のものを求めていて、最近は、本にそれを押し付けている。書店で見つけたそれらしき本を買い ....
初恋の人に似てたらそりゃぁもう
チラシ持ってお一人様は断頭台
布団から足が出ているよ啓蟄
さくらさくら青い青い青いさくら
カレーより大きいスプーン隠し持つ
....
ミサイルにコアラ登って来て中止
花つき言葉 −もとこへ−
一周年の祝いに
なにか書いてみせようと思ったが
気負いのせいかどうもうまく書けず
かといって最初の年に
なんにもなしでは済まないぞと思い
月並みだが ....
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