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1 光りは遠くにあって手にはとれないもの
互いの体温通りに
祈りは空まで伸びて発光体となる
2 夢は狂おしいぐらいに膨らんでゆくもの
明日も昨日もあやしくなるほど
....
だれも間違わずにたどりつけない
夜の道は過去への分岐点
雲に記したキゴウ頼りに
進みたかったのに闇でみえない
幹にくくったはずの覚悟たちは
夕焼けがみな焼いてしまった
地面に埋めたのは ....
太陽からこぼれる光りを
端から拾った/両手で
まぶしい気持ちになりたかった
車が並ぶ駐車場
主のいない胴体は
ぴかりぴかり光っていた
夏ではない
冬でもない
今の季節の憂い
....
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