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GoodBye May
          Tsukasa Okazaki

 窓から入り込む鈍い光が睫毛の上に乗って、爆ぜていた。あたしは、何度も瞬きを繰返して朝の角度を研究する。息を吐くとそ ....
ほら、切り開く羽音の中で目覚めた、
液体の白さに目が眩む/
月を目掛けて飛ぶ蛍火に
歪んだ窓辺に移る信実とはかけ離れて
少しの眩暈を憶えられた
陽炎にふるえる鋭角な月よ
穏やかに誓った涙の ....
疾風夜

薔薇の鎖 風を閉じ込めた部屋
揺れる群青の窓辺で僕は、白い羽根を広げる
静かに散る、金色の唄 か細い息で、世界地図を描く
指先に砕けた、きみの肖像 土と血の味が、にじむ
歪んだ外 ....
{引用=
外は薄曇り、カーテンの隙間から差し込む淡い光に目を細め、髪をかきあげた。
一つ、息を吐き酒臭い部屋に溶け込んだ、雲のような意識の中で、とてもよくない夢を見たらしい。

夢は、ただ冷た ....
机の一番上の引き出しから 幾つかの星を取り出して夜空に貼った。
二番目の引き出しから 三日月を持ってきて3時の位置に張り直した。
引き出しの一番下から太陽を持って来ると 枕元に置いて明日に備えた。 ....
窓の外に硝子色の鳥が飛び、静かの海は今日も波が激しい。
雷空から白い光が、幾本も降り、燕が凍った。
白い窓に息を吹きかけて、砕け散る街の色は赤。
街が血を流す、夜が近い。地下室に閉じ込められた空 ....
蝉時雨の光。七色の雨が降り注ぐ街にて、潜水艦が飛行する夜。
寝静まった住人が起きだし、徘徊する街にて。夢を壊さないようにぼくらは
足音を立てずにこっそり歩き続けた。赤い風船が飛ぶ、夜。
窓から窓 ....
高梁サトルさんの岡崎師さんおすすめリスト(7)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
GoodBye_May- 岡崎師散文(批評 ...210-5-31
薄い淡い空- 岡崎師自由詩110-5-31
疾風夜- 岡崎師自由詩210-5-17
春風に_薫る桜と酒の香_静かに乱れる意識の中で_夢と光と花の ...- 岡崎師散文(批評 ...210-5-4
巨人族の朝- 岡崎師自由詩210-2-16
雪月花の夜- 岡崎師自由詩310-2-10
赤いプラネタリウム- 岡崎師自由詩810-2-7

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