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絡みついた埃を払わなければ

たとえ
形を与える古びた木枠こそが
自己を飼いならし
自己を守る防波堤だったとしても

私はこの地平を走りゆく

衝動は抑えられず

声を発すると
 ....
濡れた光を放ち
不気味なぬめりをもつそれは
触感を刺激し
全身を収縮させる

彼女は悲鳴をあげ
パニックに陥る

痙攣の営利な波は一瞬にして伝わり
心臓を震わせた

音叉の片側
 ....
まがい物を集めて作り出す
卑俗をてらう一編のオブジェ
動き出す断絶に
彼らは喝采を送る

訳知り顔は壁画の奥行き
ただ数ミリの化学物質
声もなく叩く衝撃は
驚かすだけの技法に過ぎず
 ....
小野 一縷さんのhossyさんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
独り言- hossy自由詩111-3-8
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