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わたしの背に
連綿とつづく原野
そこに暮らしていた
一匹の仔兎が
今夜
死にました

という
あざやかな寓話を
包帯にくるんで
玄関の扉に
吊るしておきます
けれども街には
 ....
 
 
日記帳、
欄外の余白を縮絨し
つくられた子羊に
錆びた針を飲ませる
わすれられた浜に
とり残された
もろい足跡のように
母の筆跡は、
幾度目かの春で途切れていた


 ....
小野 一縷さんの雛鳥むくさんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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Ou_est_ma_agneau- 雛鳥むく自由詩1311-3-19

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