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逃した魚が尾ひれを揺らしながら
泡のような歌を唄うから
僕とお母さんは今夜もふたりきり
空っぽのお皿を囲んでいる
待ちくたびれた夢の中で僕は
とても大きな魚を釣った
お父さ ....
六月の陽が射して
雲を払い
風は流れて
雨が上がる
濡れたままの
あなたとわたしは
ひとりと
ひとりで
ふたりだった
ふたつ並んだ足跡を
ひとつひとつ消しながら
終わ ....
小野 一縷さんの古月さんおすすめリスト
(2)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
遭難
-
古月
自由詩
4*
10-3-18
だれもしらない
-
古月
自由詩
6*
10-2-10
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