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  やわらかい
  風の日、
  きみの揚げた凧が
  太陽と重なった



  きみの
  生まれた日、
  ぼくのもつあらゆる影は
  一瞬で消えたのだ



 ....
  あなたが大きくなったなら
  楽器のできない私のかわりに
  ギターをきかせてちょうだいな
  聴きたい歌なら沢山あるけど
  あなたの好きな歌でいいよ



  あなたと ....
  人の怒り
  兎の悲しみ
  牛の痛み
  マンモスの憂い
  ゾウリムシの儚み
  蠍の板ばさみ
  イソギンチャクの絶望
  カワウソの焦燥
  蝮の煩悩
  ウォンバッ ....
  だだっぴろい教室で
  子どもたちは
  おもむろに武器をとった
  守るためではない
  苛むためであった



  かれらは笑うだけだったけれど
  かれは泣くだけであっ ....
  退屈で
  笑えてしまう



  退屈で
  呑んだくれてしまう



  退屈で
  恋に落ちてしまう



  退屈で
  傷ついてしまう



 ....
  婆さんが呆けた顔で笑っている
  海のものとも山のものとも知れぬ婆さん



  老いた記憶をさぐっていけば
  そこしれぬものが埋まっているはずなのに
  婆さんは呆けた顔で笑って ....
  朝
  青空のなかに



  すべて
  揃っているのに
  一つだけ欠けている



  つぎの朝のために
  ぼくは
  生きてゆける
  蛇口の匂いは
  夏の風にながれて


  僕は水をあつめて
  魚になった


  想像してみるんだ
  闇の中の闇を抜けて行く
  君の中の君に会いに行く


 ....
  あんなに怖かったのに
  考えてもかんがえても
  答えはなかったのに



  きみと話した時間に
  茜いろの帰り道に
  電車の窓からのぞく空に
  やさしさの意味 ....
  あるいて
  くたびれて
  たちどまって



  ふかれて
  めをとじて
  ゆるして



  なんて
  やわらかいんだろう



  ぼくがし ....
  朝が降り
  からからと
  ブリキのバケツを揺らすと



  ふいに
  言葉がかなしくなって
  ぼくはきみの舌に
  しずかに鋏をいれた



  泣かな ....
  くだらないこと思い出しながら
  透明な月を見つめていた


  サランラップにつつんで息の根をとめた
  かなしみのはりついた君の顔


  ぼくは何になれるんだろう
 ....
  いびつに
  きみをだきしめる
  できるだけ身ぢかく
  みつめるため



  しろい
  しろい
  息できない
  うまく笑えない
  とても、
  ビュー ....
  二の腕の筋肉に
  冷めた太陽が埋まって



  関節の辺で
  言葉が
  ふつふつ粟立った



  いきたいいきたくない
  しにたいしにたくない
  ....
小野 一縷さんの草野春心さんおすすめリスト(14)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 草野春心自由詩2*11-4-11
笑顔- 草野春心自由詩5*11-4-10
考える- 草野春心自由詩5*11-4-9
沈黙- 草野春心自由詩4*11-4-6
ぼくたちの退屈- 草野春心自由詩2*11-4-4
忘れる- 草野春心自由詩2*11-3-31
- 草野春心自由詩3*11-3-28
WATER- 草野春心自由詩4*11-3-24
恋のうた- 草野春心自由詩5*11-3-23
- 草野春心自由詩3*11-3-23
- 草野春心自由詩4*11-3-21
サランラップ- 草野春心自由詩2*11-1-7
ビューティフル- 草野春心自由詩4*10-7-13
冷房症- 草野春心自由詩2*10-6-2

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