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この光に
届くためにこの光になろう
この光に届くには
この光になればいい
この光になるには
じぶん本位ではだめだ
この光本位でなければだめだ
この光ならどうするのか
この光と対話しなが ....
どういう夜のふきまわしだったんだろう
その外灯は宇宙からきて
まえから待っていたように
ほんとうに駄目なオレ様に
微笑んでくれていたんだ
いったいどういう夜のふきまわしだったんだろう
十年まえ
ぼくらは帰り道ひとりごとを抱えていた
いまケイタイにひとりごとを奪われている
ひとりごとが減るとどうなるのだろうか
その答えはよく分からない
ゆとり教育の結果を
当時はだれも分かっちゃいな ....
白い天井を見つめている
黄金週間の夕暮れどき
一日のさいごの光を見つめている
壁にはパンプキンの絵画
胸にかぶさる世の戯れごと
天井のもう少しさきを見つめよう
少し向こうには
希望のふり ....
新緑はどうしようもなくさやかに
その繁を濃くしてゆく
往来の音が木々を揺らす風のようだ
どんな死に方になるだろう
どんな生き方を不動とするだろう
唇をよこに引っ張って上げてみる
往来の景色 ....
夕方の空が好きだ
なぜならそれは
あたしの精神のカルテだからだ
群青に染められてゆくそのまえ
夕方の空が一瞬しらんでから青を濃くする
あたしのカルテが空に広がる
首をあげて見つめている
....
すこしグレーの染みた水色の空をバックに
街道の広い駐車場でのぼりがはためいている
風をコピーして光と影の紋様を見せてくれている
政治経済や環境や人心などの問題を
空やのぼりを見つめながら考えて ....
ぼくたちはなんによって生きるのか
なぜピアノという楽器がいまもあるのか
歩きながらそんなことは考えまい
ぼくはきみを抱きしめていよう
きみにひとりじゃないことを
伝えるために暇つぶししていよ ....
自然っていいことなんだろうか
歩きにくかったり臭かったりそれも自然だ
香水なんかほとんど人工的なものだ
ぼくらにとって自然をやさしくすることが
それはどうだったんだろうか
自然災害や環境破壊も
中心に ....
はっきりとした目的もないと
矢印が他人事のように見えてくることがある
この矢印はじぶんにとっての矢印なのか
ぼくはどこへゆこうとしているのか
矢印はなにも知らないだろう
そんなことぼくが決め ....
せいぎちょうをつくったぼくは
せいぎのめんばーをそこにしるした
いちばんはぼくだ
しゅうぞう、はやと、そうた、たくみ、ぜんいんでごにんだ
三十年まえのジャイアンが歌謡ショーをひらきそうな公園に秘密基 ....
珊瑚にも見えた
夜のいっかくに宇宙を膨らませたそれは
いきものたちの銀河だ
ぼくらはあんなとこにいるんだ
こんなところで
あんなとこの一員をやっているんだ
一秒も何億光年も ....
機械的に家路を歩いてた
なんにも考えずに
帰巣本能でもあるまいし
歩道橋の向こうに
私を照らす光源があった
セピア色した夜に
私は突撃したのだけれど
それは本能でなく
機械的にした訳で ....
耳鳴りだ
またあの耳鳴りだ
またあの耳鳴りが
ぼくの精神に風を吹かせていた
目のまえのものが無数の風になる
どこへか向かってひゅるひゅると
無数の風が立ちのぼっている
ぼくはそれを虚無の風と呼んでいる ....
使うあてのないまま
手ごろな箱がたまっていく
何かを入れるのによさそうなので
いつも捨てずにとっておくのだが
その何かは見つからず
いつか箱のこと自体忘れてしまう
それでも実体あるもの ....
小学生のころ正義帳なるものをつくった
表紙には宇宙に浮かんだ地球の絵を描いた
その絵のうえの余白に、せいぎちょう、と記した
1ページめにはまず、せいぎのるーる、五箇条を書いた
あの頃といまも考 ....
あおい蕾が
春の嵐にぽきん、と折れて
公園のくずかごに捨てられている
花の命のありかがわからなくて
こわごわ抱いて家に帰る
光に翳すと
やわらぎながら
ほどけてゆく部屋
輪郭をも ....
絨毯に虹ができていた
ガラスのテーブルのせいだろう
この世はひかりで出来ている
否、この世はひかりで見えている
否、この世はひかりのようなもので出来ている
テーブルはガラスで出来ている
虹 ....
圧迫 閉塞 窒息
肺をもがれたみたいで
息が出来なくって
縋るように窓へ駆け寄り
愕然とする
そこにも また
目の醒める様な拒絶があった
小野 一縷さんの携帯写真+詩おすすめリスト
(19)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
翌檜の唄
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吉岡ペペ ...
携帯写真+ ...
4
10-5-16
午後7時26分の外灯
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吉岡ペペ ...
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5
10-5-12
ひとりごと
-
吉岡ペペ ...
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5
10-5-6
天井のもう少しさきを
-
吉岡ペペ ...
携帯写真+ ...
10
10-5-4
夕暮れる
-
吉岡ペペ ...
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6
10-5-3
カルテ
-
吉岡ペペ ...
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7
10-4-30
本日は晴天なり
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吉岡ペペ ...
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16+
10-4-25
公園
-
吉岡ペペ ...
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5
10-4-25
こんなところにぼくらはいる
-
吉岡ペペ ...
携帯写真+ ...
7
10-4-24
矢印
-
吉岡ペペ ...
携帯写真+ ...
8
10-4-22
ぼくらの王国
-
吉岡ペペ ...
携帯写真+ ...
6
10-4-21
いきものたちの銀河
-
吉岡ペペ ...
携帯写真+ ...
6
10-4-20
セピア色の夜
-
吉岡ペペ ...
携帯写真+ ...
9
10-4-19
虚無の風
-
吉岡ペペ ...
携帯写真+ ...
11
10-4-17
箱
-
メチター ...
携帯写真+ ...
6*
10-4-14
せいぎのるーる
-
吉岡ペペ ...
携帯写真+ ...
24+*
10-4-14
花
-
夏嶋 真 ...
携帯写真+ ...
29+*
10-4-9
虹
-
吉岡ペペ ...
携帯写真+ ...
9
10-4-4
ニヒル・グレー
-
青井とり
携帯写真+ ...
3
10-3-26