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ぼくらは海岸沿いのバーで飲んでいる

昼間から飲めるような身分なのは

ぼくらが考えることを仕事にしているからだ

海岸のひかりのなかに

いつもの女の子があらわれる

彼女は母親 ....
ストレートなんか

この世にあるんかな

比較的、

ストレートなだけとちがうんかな

比較的ストレートに

いかんことのほうが増えてきたわ


感情をコントロールせな

 ....
遠い海のむこうに

大陸があるということの方が

なにか現実的ではない

たとえ話なのではないだろうか

大陸というとらえかた自体

イメージそのものなのではないだろうか


 ....
花を買う悲しみ

ガーデンハウスにたち寄ると

いつも悲しみにおそわれるのだ

花、

ひとつの記号だ

花を渡す、花を育てる、

花を貰う、花を頼まれる、

花を買う、

ぼくらが花を行為とするとき ....
ヨンマタかけていた頃も

当然バレンタインなんかがやってくる

玉石入り混じるそいつを

かくし持っているのも怪しまれるから

安全なチョコは

リビングに無造作においておく

 ....
ちいさな孤独に

ぼくのこえ、届いていますか

木琴ほどのため息に

ぼくのおおげさ、届いていますか

喜怒哀楽のない宇宙に

きみが見えなくなる魔法、ありますか


ふゆの ....
制御をうしなって

ピンクの火しぶきをあげながら

つまらないミサイルが

地を這うようにかけていった


ひとはなにを受け入れ

なにを憎めばよいのか

感情はじぶんのなか ....
中二のとき家出をした

ぼくはすこし複雑な環境にいた

遠い親戚が経営している病院の

ぼくは病室をあてがわれて住んでいた

妹にはその隣があてがわれていた

病院の四階が院長夫婦 ....
春の雨が降る

アスファルトが匂いたつ

雨があがる

すこし唐突に星が散っている

湿気が鼻にかさなっている

風が目のまえを撫でては消える


きのう

エロい夜だっ ....
ピンクと灰色とブルーが混じり合って

あたりがもうすみれ色になっていた

春にちかい風が吹いた

LEDほどのつめたさが鼻を撫でた

きょうの天気がなんであったのか

わからなくな ....
未来へつづく愛なんて

ぼくの旅路にはなかったんだ

人生や社会に

なんの影響も及ぼさないところで

ひとの心とあそんでいる

こどもって

どんな大人になりたいんだろう
 ....
夕暮れに迷いこむ

迷いこんだつもりもないのに

迷いこんでいる

青灰いろに

おかされてゆくまえの薄暮

じぶんが何処へゆこうとしているのか

一瞬、いや、しばらく分からなくなる


それはまるで ....
山陰地方の刑務所で演奏したことがある
開演まえ刑務官が所内を案内してくれた
哀しみの影を探そうとしてしまうわたしがいた
風呂場も見せてくれた
それには少し違和感をおぼえた
演奏会がはじまると ....
ひまわりを思い出す

夏、なにげなく通った街道に

群生していたひまわりを

川沿いのグロテスクなホテルで

ゆっくりと狭い風呂に入ったね

ひまわりを思い出す

黄色でらくが ....
愛といのちは似ているかも知れない

どちらも永遠ではないところが

どちらも生きることそのもののようなふりをしているだけで

なにかもっと大きなものの仮の姿のようなところが


自尊 ....
ハイドパークさんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(75)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
海岸のひかり(イパネマの娘)- 吉岡ペペ ...自由詩710-2-24
ストレート- 吉岡ペペ ...自由詩510-2-22
遠い海のむこうに- 吉岡ペペ ...自由詩510-2-20
花を買う悲しみ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...710-2-20
バレンタインの切り抜けかた- 吉岡ペペ ...自由詩4*10-2-14
喜怒哀楽のない宇宙- 吉岡ペペ ...自由詩610-2-13
つまらないミサイル- 吉岡ペペ ...自由詩510-2-12
家出のよる- 吉岡ペペ ...自由詩1010-2-11
エロい夜- 吉岡ペペ ...自由詩910-2-9
やはり命か- 吉岡ペペ ...自由詩2410-2-8
未来へつづく愛なんて_WOMEN_AT_THE_SAME- 吉岡ペペ ...自由詩7+10-2-2
街の風景- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...1210-1-27
鏡の中から- 吉岡ペペ ...自由詩7*10-1-18
ひまわり- 吉岡ペペ ...自由詩610-1-13
愛といのち- 吉岡ペペ ...自由詩610-1-11

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