すべてのおすすめ
空気の蒸せる昼
スーパーは避暑地だ

パチンコがやめれん
いつ親に泣きつこうか
残り少ないキャッシュカードを
ATMに差し入れる

じいちゃんが
どこからか見ている気がして
何もか ....
風の中に飛び込んで
空を泳ぎ切る
湧き上がる入道雲まで
真っ青な空間を
かきわけて
辿り着く

遊びにきた子供らの声だけが聞こえる

足首に触らないでください
時につれ
舞い散る ....
春に体は押し返され
弾みで乾いた鱗が
ばさらばさらと足元を埋める
みだりがわしい温度に
誘われるまま

感知信号に止められて
まるで自分が分銅になった気がし
もう死んでしまったのかと思 ....
虻が一匹
蛍光灯に
絡みつく
飛び回る
明滅する光に
狂乱しているのか
落ち着くことなく
重くなったり
軽くなったり
僕の周りの重力は
気まぐれに変わる

差し伸べられた眠りに ....
 ふくれる。頭をかきむしる。悪くない。これは悪くない。何をしてもどこまでも許される。母さんはそう言っていた。空腹。水ばかり飲んで、血の通っていない胃袋。越えてしまう。越境。満たしたい。頂点を迎える午前 .... 少年は向かい風に負けず
自転車を漕ぐ
徒労とは思わず
ひたすら前に進む

そんな彼も吐くことを覚えた
空腹に身をよじりながら耐え
むさぼった
それでも痩せほそる身体を
重く感じながら ....
二声鳥が 埋め尽くす
     公園

幻は幻でなく
現実は現実でない あいまいとした 抱擁

 潮曇りのような ぼんやりとした {ルビ核=コア} ― 中心

しえや、あらん
と発し ....
ぼくの町の
冬と春の境界は
一日で線引きされたように
唐突に 暖かな風が吹き抜ける

山に一方を封じられているものの
海からは潮の匂いとともに
サイタ川をさかのぼり
荒んだ寒風を
穏 ....
真島正人さんのwithinさんおすすめリスト(8)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ループする、真夏- within自由詩6*10-8-7
雨上がりの声- within自由詩6*10-7-13
春の入り口- within自由詩8*10-4-9
深い夜2- within自由詩4*10-3-23
殉死- within自由詩7*10-3-21
I_never_dance- within自由詩5*10-3-20
めまい- within自由詩3*10-3-18
spring_has_come- within自由詩7*10-2-28

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する