シェリーを2種類たのんだ

ふたりで飲み比べてみた

ちいさなグラスだった

おまえはそんなに食べなかった

麹町のスペイン料理店

チョイスがわるかったかな

四ツ谷までふた ....
デザートイーグルの銃身のイーグルの顔で明日も勝利を引き寄せろ













極上の一行目をひねり出せた夜はすぐさ ....
笑いながら蹴っている
同じ学生服の生徒を
消えそうな顔を歪める君の
すぐそばを通り過ぎる大人は
目の端で全部とらえていた

僕らいつもこんな風なんです
といいそうなずるい笑顔に
言葉を ....
鯨に住んではや十八年。
十八年間ひきこもり。
一度も外へ出ちゃいない。

積もり積もった借金のがれに、苦肉の策で鯨に住んだが、こいつが案外居心地がいい。
絶対安全な隠れ家を貸します、ってんで ....
ふわふわの雲の上を
歩いて
ふわふわの心に
着地する。

くるくる風車は
回り
くるくる目玉は
回る。

欲しいものを1つ上げよう
と言われても
私のような者には
勿体無いお ....
人が全然おらへんね、ってゆうから
そりゃぁ、平日ですからね、っつうと
なんでそんな標準語なん
ってゆうから
気のせいですよ、っつー返し


スズメがね
昼過ぎてもちゅんちゅんゆうとるわ ....
カビの生えたパンよ
嗚呼俺なんて生まれてこなければ良かった
生理が一日遅れた時は
ポーチの中身は無用の長物
生理が二日遅れた時は
下着の湿り気にトイレへ走る
生理が三日遅れた時は
血の滴る不快が恋しくなる
生理が四日遅れた時は
排卵日の折れ線グラ ....
人生 ケ・セラ・セラよ
母の口グセだ

以前のあたしは
母のこの言葉の意味を
斜めからみていた

もっと 真剣に生きろよ

若かったあたしは
そう 思った

いつも一生懸命
 ....
四月

{引用=Ape real et p reel 
A pull eel Apple wheel}

赤いあめ玉あなたにあげる 
あまいあまあい愛をあげるよ
あたしのあんよはあめんぼ ....
勤め先近くに珍しい衣装を扱う洋服屋さんがある
どんなのかっていうとお笑いの人とかが舞台で着るようなやつ
スパンコールちりばめられた真っ赤なベストが店頭に飾られていて

開店直後らしい午前中の早 ....
すこしグレーの染みた水色の空をバックに

街道の広い駐車場でのぼりがはためいている

風をコピーして光と影の紋様を見せてくれている

政治経済や環境や人心などの問題を

空やのぼりを見つめながら考えて ....
あなたにあえたひには

オールドファッションをたべる

あなたにあえたひにしか

オールドファッションをたべない


オールドファッションをたべながら

あなたのことをおもいだす ....
今夜は神日和{ルビ=カンピューリゥ}
神日和{ルビ=カンピューリゥ}は物忌み
神日和{ルビ=カンピューリゥ}の夜は家の外へ出てはいけない
村の年寄りは若者に諭した

けれど若者は
十三日の ....
親父が部屋の電気をつける
わあー世の中が明るくなった!と母
どんだけポジティブなんだ、喉仏の蛍


こちらの骨が喉仏です
お釈迦さまが座禅を組んでいるような形だからです
母を食い散らかし ....
あの子のあだ名は赤リュック。


これは自分の中での共通のあだ名。



いつも赤いリュックを背負って


授業中も、美術の時でさえ

それを手放した所を見たことが ....
 ラジオで知らない歌が流れる

 ステイ、ウイズ、ミー

 なんておそろしい言葉
 ほとんど、呪いのようだ

 愛が、きっと怒りに震える

 明日が、きっと世界を見放す

  ....
雨がずっと降ってるから
詩なんて浮かばないんだよ
こんな夜は言葉だって
しめって重くなるばかり

春ってだけでしんきくさくなるというのに
この寒さで花も散ってしまった
遅咲きの桜もこの雨 ....
インテリぶる人間が嫌いだから
愚かしいふるまいをすることにしましたと宣言して
まずメスシリンダーを
雄シリンダーとよぶ
オスシリンダーと

明確な間違いをかさにかかって攻め立てる豚野郎の
 ....
わたしは海に潜れないだろう
だって、
こんなに小さな雨粒たちにも
頭痛がする

空も飛べないわたしは
地球の肌を
舐めるようにして
生きている

ナメクジに塩をかけた
あの頃は
 ....
         大根でできた透けた奴 添え物のつまになりたい
         がりがりはいやだから
         糸みたいに細くなくっちゃダメ
         ふわふわしてなくっちゃ  ....
機械的に家路を歩いてた

なんにも考えずに

帰巣本能でもあるまいし

歩道橋の向こうに

私を照らす光源があった

セピア色した夜に

私は突撃したのだけれど

それは本能でなく

機械的にした訳で ....
起きると窓が黄色い。雪になるか、黄砂なのか。春が近い。こんな日には自分を埋めてしまいたい。写真の中に戻りたい。

暗い台所。ブラインドの埃。空っぽの鍋、白い皿。ひび割れた唇を触れてみる。血と牛乳。 ....
どうやら堅い殻でオレの身体は包まれているようだ

周りの誰にも破れない殻は、オレをひとりぼっちにする

殻は勝手に ”コ・ド・ク” と銘々され、外にいる奴等はオレを嘲笑する

忘れたような ....
ぽ ぽ ぽ

あてどなさを
撒き散らしながら
歩く

ぽ ぽ ぽ

優しさを
蹴飛ばしながら
漂う

ぽ ぽ ぽ

愚かさを
噛み締めすぎて
笑う

ぽ ぽ ぽ

淋しさを
演じ切れ ....
そらのかわに
さかなが泳いで


さくら色のねこが


まえあしを伸ばす





ゆるゆると
はるは


僕の街にもやって来て




雲間のあおに流れていた
私の形をした枠から
ふいに
私が外れ 崩れて落ちた

枠だけが 静かに残った
わたくしの母親は
望まれるべくして生まれた
五人きょうだいの長女です
裕福な家庭で母親がええしの出
というのが自慢なのです
大恋愛の相手がびんぼうにんで
結婚なんてできないから見合いして
 ....
春の空に近付けたことで

もういいやと思っても
いつだって、いろいろ言われたりして 心が折れる。
気持ちが弱くなる。
心の中で考えれば考えるほど 辛くなる。涙が出てくる
誰も知らない辛さ  ....
男は孤独な生涯をあっけなく終えた

誰からも顧みられることはなかった

1歳2ヶ月のときうけた啓示を信じ

直感をたよりに

原初の宇宙は無数のおっぱいで満たされていた、という学説 ....
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