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夜は来るんだ茜色
紫ブルーの茜色
そんなに遠くはないけれど
幸福と傷にゆれている
そんな筋合いはないけれど
紫ブルーの茜色
夜は来るんだ茜色
じぶんの柔らかなところや
じぶんの弱いところを知ってしまったひとを
それでもいいのだと教えてくれたひとを
うしなってしまったら
僕はどんなふうになってゆくのだろう
七年まえから
六年くら ....
シェリーを2種類たのんだ
ふたりで飲み比べてみた
ちいさなグラスだった
おまえはそんなに食べなかった
麹町のスペイン料理店
チョイスがわるかったかな
四ツ谷までふた ....
すこしグレーの染みた水色の空をバックに
街道の広い駐車場でのぼりがはためいている
風をコピーして光と影の紋様を見せてくれている
政治経済や環境や人心などの問題を
空やのぼりを見つめながら考えて ....
機械的に家路を歩いてた
なんにも考えずに
帰巣本能でもあるまいし
歩道橋の向こうに
私を照らす光源があった
セピア色した夜に
私は突撃したのだけれど
それは本能でなく
機械的にした訳で ....
小学生のころ正義帳なるものをつくった
表紙には宇宙に浮かんだ地球の絵を描いた
その絵のうえの余白に、せいぎちょう、と記した
1ページめにはまず、せいぎのるーる、五箇条を書いた
あの頃といまも考 ....