すべてのおすすめ
最近ずっと夕焼けを見てない
柔らかな雨が頭に響いて痛い
稲光を何だか遠くの星の出来事のように聞いていた
知識の詰まった紙の束は
三枚の銀貨と交換された
片手におさまる一個の世 ....
一人称は怖ろしい
野イチゴの時期が終わりを迎える
サツキの花が申し訳なさそうにしぼんで
紫陽花が幼児のような色をして準備している
時計の咳が聞こえる
ウグイスが鳴いている、練習不足のとき
....
1
救うという傲慢さで
正面から溶けてしまいそうな
邪魔くさい解釈を弄くって
弄んで、分解してくっつけて
ひっぱってひん曲げて
心臓の一番近くにぶら下がるブローチにしてやる
こっそりと火 ....
下り坂は
南を向いていて
西に緩やかなカーブを描く
早朝
陽の当たる坂道を
桜並木のある坂道を
幼い彼は箱を抱えて歩いていた
簡単な恋をしていた
簡単な悩みもあった
け ....
偏頭痛の片隅で
子供が
膝を抱えている
いつかの子供
立ち上がってもらわないと
そこは
一番痛みがひどい
僕は手を伸ばす
知ら ....
1
今日母さんが入院する
手術するそうだ
首の春夏が神経に当たって
手が動かなくなってしまったから
腰の秋冬を削って切り取って持ってきて
首の春夏と入れ替えるのだそうだ
2
弟は今 ....
スキップを置き忘れている
忘れえない蛹の心
乾く前に毟り取った羽
むせた猫にも
ピーナッツの殻まで
最近どう
とか、切り崩して
魔性の種を植え付けてくれ
ノート端の汽車に乗っ ....
バナナの河が
するする、流れていくから
滑って転んで
黒い斑点も良く見ると茶色っぽくて
一匹一匹
願うことが積もっていく
そういえば
今年は会えたかなぁ、などと
空を眺めてみ ....
蚊のせいで眠れない
と
あなたは言った
が
眠れなかったのは
その蚊
と
それを知らせるために起こされた
僕
ンーーーー
豚が口からけむりを吐いて
やっと眠りが ....
さみしいさみしいと
地球儀が、まわる
えい!
止める。
大津波が世界中を襲ったけれど
僕は
地球儀にすんでいない
もう
さみしくない。
1
ビデオテープの町には
あの頃のままの
恋人がいて
老人は
画面に張り付き
色の雨粒を見ている
2
空と地面に一本の線が伸びる
その端っこを
紙コップにつなげて
い ....
1
保冷車の黒猫に手を触れて願うと
叶うというジンクス
内側が冷たければ冷たいほど良い恋愛のジンクス
少女は黒猫が横切ってもいいことがあると信じている
滑稽で悲しいジンクス
2
....
1
明後日の雲を見ながら
今日、雨が降らなければいいね、と
僕らは、手をつないでいたりして
傘を探そうともせずに
願ってばかりいたから
僕ら、から、ら、が逃げ出して
僕は、雨が降るこ ....
望月 ゆきさんのクローバーさんおすすめリスト
(13)
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日付
化石考察(事実のない個人情報)
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クローバ ...
未詩・独白
12*
05-6-6
22の初夏
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クローバ ...
未詩・独白
3*
05-5-28
気ままな指先
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クローバ ...
未詩・独白
4*
05-4-10
陽採り
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クローバ ...
未詩・独白
10*
05-4-10
&&
-
クローバ ...
未詩・独白
5*
05-1-29
秋冬
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クローバ ...
未詩・独白
2*
04-12-10
たまご
-
クローバ ...
未詩・独白
5*
04-10-22
シュガースポット
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クローバ ...
未詩・独白
3*
04-7-12
夜更かし選手権大会
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クローバ ...
未詩・独白
3*
04-7-7
地球儀
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クローバ ...
未詩・独白
2*
04-6-9
「雨細工の町」
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クローバ ...
未詩・独白
14*
04-5-24
要冷凍のステッカーを張られて
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クローバ ...
未詩・独白
3*
04-5-7
思い出
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クローバ ...
未詩・独白
6*
04-4-7
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