色々なものが
一斉に迫ってきて
もう私は
動くことが出来ない
元に戻りたい
昔に
あの頃に
戻りたい
そう願ってしまった
けれど
思っていた
以上 ....
人の描きしものをおもう
哀しみは空を翔ぶ
この雑踏を歩いてゆく
そんな、すれちがう街の空気までもが
ただ、きみを切り刻んでゆく
道 ....
あまりに授業がつまんないから
後ろの方の席で
寝たふりしていたんだ
そのうち授業も終わって
学級委員の相馬君が
「起立」って言って
みんなの立つ音が聞こえてきた
それでも ....
私は今でも忘れない
学校の帰り道
家に着くまでに
いろいろな影を踏んでいく
影踏み遊び
大きな木の影家の影
人の頭を踏んだこともあるけれど
鳥の影を踏めたときは
空を飛んでいるようだっ ....
「まだぁ〜?」
と甘えた声であなたが言う。
そんな言葉が嬉しかったり。
小さな幸せが 大きな幸せなんだ 私には。
うれしい朝だね
ほら、鳥がみんなで飛んでゆく
きっと
空にあいさつをしているんだよ
明るい朝だね
ほら、子供がみんなで遊びにゆく
きっと
思い出をつくりにゆくんだよ
優しい朝だ ....
たいした事はしていないのに
アリガトウを言われた
すごく幸せな気分になった
少し手を貸してもらったから
アリガトウと言った
また幸せな気分になった
どうやら
アリ ....
キスしよう
キスしよう
世界で一番長く
世界で一番いやらしく
キスしよう
キスしよう
舌と下を絡ませて
キスしよう
キスしよう
世界で一番熱い
キスをしよう
きっと僕ら
呼吸が ....
君がはじめて家に来た日を覚えているよ。
車で迎えに行くときすごく楽しみだった
姉弟に負けて母犬のお乳に近づけなくて
一番小さかった末っ子の君
はじめて抱いた時
白くって温かくってコロコロしてたっ ....
好きになるって悲しいね
自分が自分でいられない
今何しているのかな
気になるもの
傍にいたかったり
声聞きたかったり
どうかしているね
貴方の事もっと知りたいよ
そん ....
青が消えて
オレンジの世界が私を包む
紫やピンクや色々ないろが
入り混じる
マーブルの世界に
闇がその色を加えていく…
切なくて
でも儚い色から
なんだか 目がは ....
ねまきのまま街をあるいて
みずしらずのひとにじっとみられた
さみしくてふるえだしたからだは
じぶんで抱きしめた
よそゆきじゃなきゃだめなのに
うまく笑えなくて
お化粧もしなきゃだめ ....
失う
あなたの
笑顔を
あなたの
優しさを
あなたが
僕にしてくれた
その全てを
失う
あふれ出す
涙にもう
意味などなくて
ただ
空しく
流れるだけ
ひとつの恋が終わって
もう二度と連絡が来ないように
メールアドレスを変えてみた
もう二度と見苦しい真似をしないようにという
前進の一歩なのか
はたまた
もう二度と向き合いたくな ....
人はみんな変わっていく
いいふうにも 悪いふうにも
自分も 風景も
変わらないものなんて
きっと 何ひとつない
ただ流れに身をまかせるだけ
他人に媚売って
自分を売りつけてる
褒めれば褒めた分だけお返しがくるなら
今やってる職業と何ら変わりはない
自分がどれだけ
劣っているかも優れているかもわからないで
とりあえず笑顔 ....
俺は飲んだくれて泣くことはできても
死ぬことはできなかった
もしかしたら
もう1度
お前にあえるかもしれないと
思っていたからだろうぜ
生まれ変わっても
....
ほとばしる情熱と
命の喜びを
全身で表現して
暑い夏の夜が始まる
笛と太鼓と
人々の歓声
弾ける笑顔
流れる汗
人ごみ
むせ返る熱気
息も詰まるような
ひといきれ
....
同じ過ちは繰り返したくない
後悔はしたくないが学びたい
次の一歩は踏み出せると信じたい
けれど躓くことにもビビりたくない
出来れば前を向きたい
時には足元を確認したい
....
たおれるって
あきらめることでは なくて
おきあがれない こと
かよわなくなった こころ
暗く 憎しみばかりつのる時
灯は しずかに 病みを照らして
今は 夜
ただ ....
家に帰ってきた瞬間に雨が降る
そんなことで
ちょっとした幸せを感じるのだから
たぶん、いや、確実に
僕と言う人間は
非常に単純にできているのだろう
ベランダに出て
雨にぬれた犬を見て ....
永遠に風は変わらない
潮は満ち引きをくり返し
夜のあとに朝が
冬のあとに春が
永遠を願うなら
自然に戻ればいい
ただ風に吹かれて
揺れる花になればいい
君がくれた
手紙の束をどうしよう
黙って二人
レンタルビデオをみた日は
もう帰らない
仕事の帰り
チーズケーキを二つだけ買った日は
もう戻らない
....
僕はどうしようもないほど
危なっかしくて
何も信じられなかった
お金も名誉もない
詩人とも言えない
ただ
詩を書くのが好きなだけの僕が
信じていたのは
....
秋の色を見て、思い出す君の笑顔。
冬の色を見て思い出す・・・・寂しさ。
どうして冬はこんなに寒くてさびしいの。
また、思い出してしまう・・・あの悲しさ。
秋の季節。初めてのクリスマ ....
何かをするために生まれてきたのならば
その何かを知りたい
何かひとつ
たくさんのことはできないから
何かひとつ
重要なひとつ
重要な一番大事なひとつのことを
教えて欲しい
重要 ....
苦しいよ
けどこうやって 生きてんだ
それを否定する権利が
誰に有るって言うんだ?
君の居場所になりたいと思った
君のそばにいたいと思った
だけど
それを願うほど
願うほど
君を想うほど
想うほど
あぁ 崩れて ....
あのね もう
いけないと おもったの
だって どろだらけで
おひざ も いたいの
こんな きたなくなったら
あそんでくれないと おもったの
でもね どうしたのって
....
吉岡君
電車の中で思わず声をかけそうになった
よく考えてみれば
こんな時間、こんな場所に
吉岡君がいるはずもないというのに
あの日と同じ顔
学生服のままで
そんな僕はまだ
....
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