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とても気高い人
あなたはそれゆえ
わたしを孤独にする
あなたがもし
わたしに弱音を漏らしてくれていたら
いくらか救われたろうに
もうかえせない本
あなたがかしてくれた本
かえす ....
今日はひどくぼた雪が降っているなあ
と思いながら窓の外を眺めていると
同居人の男が「それは桜吹雪だよ」と
要らぬ忠告をしてきた
だいたいそれが雪であろうと桜であろうと
たいしてかわり ....
僕には特別な力があるんだ
ここだけの秘密なんだけどね
一生のうちに一人だけ呪って殺すことができる
それが僕の力
だから少しぐらいの嫌なことなんて笑って我慢できるんだ
今朝僕にぶつ ....
一日中降ってた雨が
止みましたよ
あなたに降りつづいてる雨も
止みましたか
今度の週末に
散歩でも
してみませんか
わたしの視点は常に動いている
つまりは漂泊している
定点にとどまることなく
四次元に動きまわっている
時間も場所も人も変わりゆく
きみはその雲の行く先を知れない
わたしは明日きみの見る雲を知れない ....
わたしの愛は
あの人の心をとらえることができるだろうか
ああこの我が儘で一方的な愛は
果たしてもう堕落しているのだろうか
ただただ胸の奥ではうろたえて身悶えている
小さな ....
鼻歌を歌う君が夢で僕の隣を歩いてた
浜の砂は熱く僕の足の裏を焦がしていた
星の砂が刺す手の平を僕に見せ笑う君だ
同じ浜で歩く僕の隣は僕の影がいるだけ
君に会う前は浜の砂も海の魚 ....
遠いむかしの風景は
なぜだかいま眺めるそれよりも
幾分ちいさくてちっぽけだとさえ言える
それは自分が大きくなったから
だなんて理屈を聞かされても
納得なんてできない
僕が思うには
やっぱりその風景 ....