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冷たい
雨がふりだした
雨宿りする安らぎの軒は、どこにもなかった


若いものは 走りだし
きた道をもどり始める にぎやかな娘たちも
年老いたものは 天をあおぎ
荷を背負っ ....
雪がとけはじめたので
家族に会いにいく

小径のうす紅の梅が春を さそっている


久しぶりに会う誰もが
笑顔でいるのに ほっとする

( もう 一年になるのですね )そう語りかける ....
時の器に
夜がすこしづつ満たされていく

眠りついた月の横顔

埋もれた砂時計の砂丘は、はだしのぬくもり
天よりふる砂を見つめては
閉塞されたガラスにふれる



砂の音はや ....
きまってくちびるを かみしめる
きみだから なみだなんか
みせて くれない
 
どれほどの
思いなの
ただ 知りたくて その悲しみは、
きみのやさしい心を おおった
なみだの表面積 ....
uminekoさんの月乃助さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雨の子- 月乃助自由詩9*12-12-3
動的平衡- 月乃助自由詩13*12-3-21
時の砂丘- 月乃助自由詩22*11-9-25
悲公式- 月乃助自由詩8*09-7-16

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