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燈火のなかに小さな樹があり
燃えることなく
夜を緑に染めている


下からの光 螺旋の影が
まるいかたちを
ゆうるりとつかみ
ゆうるりと離し
くりかえす


耳 ....
草から分かれた空色に
虫は染まり 身じろぎもせず
夜明けの光の逆を見ている


曇りの上の曇りから
水の底の骸へと
緑はさらに緑に降りつむ


闇のなかに闇 ....
三森 攣さんの木立 悟さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夜と手のひら- 木立 悟自由詩509-11-6
霧穂- 木立 悟自由詩809-9-1

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