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窓辺にうつる
あたしの頬が
便箋に文字をしたためる
不惑は遅くて
別々のよるが
哀しみをガラスで仕切る
こんどの夢は
ながすぎたメルヘン
こんどの愛 ....
俳優は事件をひとりで引っ被っている
現場にいた元総理の息子と
死亡した女とのあいだには
国家レベルで容認できない何かがあった
この事件を掻き消そうとして
あの女優夫婦にも ....
もう腹を立てたりするのはやめよう
ぼくにはひとを裁く権利などないのだから
あらゆるイマジネーションを使って
ぼく自身に置き換えてしまうのだ
身に覚えがないとしても
身に覚 ....
宇宙の中心に
じぶんを置いてしまうから
厄介がうまれてしまうのだ
宇宙の中心に
じぶんを置かなくたって
どうせ置いてしまっているのが
じぶんというものだ
....
使えない奴、否、不愉快な奴
そういう奴こそ使えばいいのだ
世の中きれいごとではない
きれい、から出発して
きたない、こころに足をとられるくらいなら
乱暴な、こころから出発 ....
うっすらと
冷えた微風にほんのりと
さやかな湿度とキンモクセイ
夜道をスーツは落ちてゆく
まよこを電車が落ちてゆく
ほんのりと
さやかな湿度と焚火のなごり
胸 ....
星よりはやく西へ東へ
飛行機たちの遠い明滅
夜の坂道に外灯がたつ
いくつかの影をまとい
僕は長い坂道をくだる
僕は夜の無生物になる
さびしい、とつぶやいた
....
風が吹いている
青く灰色のピンクの影のなか
夕暮れの香りが運ばれている
いちにちは
誰にかやさしい終わりを告げる
よるに棲息する
わたしは無生物になるでしょう
....
負けるな嘘を言うな弱いものをいじめるな負けるな嘘を言うな弱いものをいじめるな負けるな嘘を言うな弱いものをいじめるな
ああなりたいと思っているから
いまよりも高いところへ俺はゆく
ああなりたい ....
取引先と鹿児島に来ていたので
知覧にでも行きましょうかということになった
私はこれで五回目となる
お客様は初めてだそうだ
特攻隊員たちを想うといつも
戦争、若いいのち、時代、思想、ひ ....
ふたりの蛇が絡みあい
とぐろを巻いてぼたっと置かれている
私たちは睨みあう
舌をちょろちょろさせ
鎌首をシュパッと突きあわせ
私たちは今、威嚇しあっていた
私は ....
湯をもとめ
山林にはいる
猪か、獣の臭いがする
腐葉土を踏み
靴底を滑らせてゆく
真実は
湯をもとめてはいない
獣を撃つことのみ
思考している、否、体が ....
傷つきやすいこころがあるならば
ひとを傷つけるようなことをしてはならない
喜びを感じるこころがあるならば
ひとに喜んでもらえる自分でなければならない
キンモクセイは夜のどこにあ ....
aokageさんの吉岡ペペロさんおすすめリスト
(43)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ひとり唄
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吉岡ペペ ...
自由詩
8
09-10-27
詩を信じる
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吉岡ペペ ...
自由詩
5
09-10-27
ぼくは祈りしか持たない
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吉岡ペペ ...
自由詩
7
09-10-25
宇宙の中心
-
吉岡ペペ ...
自由詩
7
09-10-25
曇り空の哲学
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吉岡ペペ ...
自由詩
2
09-10-25
子を想う
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吉岡ペペ ...
自由詩
17
09-10-21
夜の無生物
-
吉岡ペペ ...
自由詩
8
09-10-19
夕暮れのあしあと
-
吉岡ペペ ...
自由詩
18
09-10-18
負けるな嘘を言うな弱いものをいじめるな
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吉岡ペペ ...
自由詩
5
09-10-18
知覧にて
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吉岡ペペ ...
自由詩
4+
09-10-17
蛇つかいたちの行進
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吉岡ペペ ...
自由詩
9
09-10-15
久しく忘れず
-
吉岡ペペ ...
自由詩
8
09-10-13
夜のキンモクセイ
-
吉岡ペペ ...
自由詩
16
09-10-11
1
2
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