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手に入らなかったことは
いつまでも甘美な哀しみでいる
今のじぶんが震えている
手に入ったことなんて
いったいあったのかとも思う

電車に夜がしみている
なかに誰が乗っているのだろう
ア ....
流れ星が消えるまえに
願いごとをすると
夢が叶うとかいうけれど

そんなこと可能ですか

流れ星が消えるまえに
あんな一瞬(※)に
願いごとをするなんて


夢のことばかり考えて ....
足もとのカラスは飛び去らなかった

朝のホテル街をふたりで歩いた

いいのに、でも、ありがとう、

女を駅まで送っていた

ぼくらはたとえ話のなかを生きている


これは、なにか ....
きみを忘れることなんかできやしない

人類が抱える問題なんかより深刻だよ

七千年まえから

炭水化物中毒になってしまった人類

七年まえから

きみを考え中毒になってしまったオレ ....
平気な口をして返事をしないで

あなたとなら何処へも飛べるの

囚人のジレンマを巡りなさいよ

ひとはうらやみもしないけれど

心がわりはメールを待ちわびる

あたたかい紅茶のなか ....
カラスが夕日を出入している

オレは寂しさを捜したりしている

暗冥をやぶる焚火のような快楽

山を越えて市街地を見晴らしながら

ゴルフ場からの家路を辿っている


学生の女の ....
日本のことなら俺に聞け

これがいいでしょキリギリス

ひねもす松の木ノ下で

寝ころびのっぽが死んでいる


あした越える夢はもうきょうは夢じゃない

女の悩みひとつ聞いてやれ ....
希望は与えられている

悲しみは与えられている

ショパンを練習している

テンポの変わるところが

音がほどけてしまってながれない

おなじところで音もわれる

灰色の街で
 ....
少女のような
その逆のような
真ん中かも知れない
だけど男ではない

助けを呼んでいる
キュンキュンきてる
アマリア・ロドリゲスの
歌声は無垢な群れ


路面の電車、壁と見まがう ....
到達点ではないという意味に於いて

私の志す理想は王国にあらず

一部の者たちの人格の磁場にあらず


王国とは自らの理想郷を言う

その王国が開かれたものであるのか否かは

 ....
まだぼくが幼かったころ
不倫あいてに
星野道夫の旅をする木を読んであげていたことがある
あいてはそのまま眠りたかったに違いない
まだぼくは幼かったから
からだをいたわるふりをして
あいてに ....
見果てぬ夢のカーニバル

砂にかいた城郭の呪文

寄せてはかえす波の調べに

なにを重ねてなにを惑う


きみの瞳に恋している訳ではない

きみの瞳に乾杯したい訳でもない

 ....
恋への期待をトランペットが

今日の果実を絞り込むような

鏡のまえで私は武装している

小鳥たちの囀りがアフリカを

木漏れ日たちもそれを真似る


感謝がアムールに追いつかな ....
あどけないズルさや

さやかな正義感が

生まれては消え

生まれては消えしていた

ぼくらの気持ちは

さらにどこへと消えてゆくのだろう


友よ

永遠など

な ....
夜を雪がゆっくりとゆく

フケのような

ボールが止まって見えるような

それが地球の速さなら

自転がとっても速いような


女の泣いている気持ちは

少年のとまどう気持ち ....
きみがくれた情熱

誰のために使うというの

季節はずれの純情

冬の風に吹かれているよ

何度も誓ってみた

ひとりきりのふりしてた

してみたけれども

いつかまた別れ ....
カウンターでひとり飲んでいると
電車に乗っているような気分になる

電車はどこに向かっているのか
この鉄路を引き裂いているのは
焼鳥の香りと酔客の話しごえ

テレビでは米中首脳会談の様子 ....
ふゆの哀しみ

何処につづいている

君の乳房に口づける

石英の香りだ

その暗がりは

ひんやりと音もなく

蛍光灯のあかりだけ

つづいている


すきなだけた ....
命を継ぐいがい
時を旅することはできないぼくらは時の旅人だ

星は知らない
互いに知らない星と一掴みにされて
勝手に名前をつけられていることを
星よ、ぼくらが、なぜそんなことをしたのかって ....
完全な暗闇のなかにいる以外

孤独はそのふりをしているだけだ

天井の模様がうっすらとなにかを象徴している

こうやって天井を見つめていても

そこに孤独はカケラもなかった

思考 ....
こころの成り立ちがわからない

こころは支配できるものではない

こころは何処へかむかっている

消えてしまうこころなんてあるのか


永遠のまねをして太陽は

ぼくらと同じ有限 ....
宇宙からひとりごとが消えてゆく

ひとがじぶんと話をしなくなってゆく

じぶんとは外部の統括者なのだろうか

こころの統括者なのだろうか

宇宙からひとりごとが消えてゆく


そ ....
小学三年までと二十代後半を東京で暮らした
いまも出張で月にいちどは東京にゆく
きょうは機械の立ち合いで東京だった
加工テストが順調だったので
そこの社長に言ってちょっと散歩に出る
狭い道に風 ....
贋物の舟をだして

ほんものの海をゆく

実際は泳いでいたのだが

贋物の舟にのってることにした

海をゆくディティールは

泳ぐ者のそれだった

海は偶然にみちていた

 ....
ぼくらはなにを知りたいのだろう

ぼくらはどこに歩き出したいのだろう

殺人したことのない人の方が圧倒的に多い

春に花を咲かせる桜木の方が圧倒的に多い

圧倒的に少ない事象に気をとめ ....
こころの数だけこころがある

こいつらはどこに行くのか

生まれては消えて行くのか

消えずに生まれたままなのか


胸さわぎはやまない

こころの数だけ何があるのか


 ....
私たちの宇宙の中心はお客様である

私たちにとっていちばん大切なのは今いる仲間たちであるが

私たちの宇宙の中心はお客様である

これは尊敬している社長が経営されている会社の根っこにある言 ....
夜のまんなかで

煌々と

月は月している

そのまわりに散らばった

それぞれの場所で

星たちは星している



宇宙はなにを


ものまねして


いるの ....
僕に裁ける空はない

僕に裁ける光はない

僕に裁ける風はない

僕に裁ける悲しみや

僕に裁ける幸福など

そんなものないのだ


空も光も

風も悲しみも幸福も

 ....
赤目四十八滝すぐそばの温泉旅館に泊まった
滝を散策しようかと地図を貰ったが
往復一時間かかると言われてやめた

湯を浴びて廊下にでると深夜の館内に物音はなかった
愛人がでてくるのをしばらく待 ....
aokageさんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(43)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
手に入ったこと- 吉岡ペペ ...自由詩1009-12-15
流れ星- 吉岡ペペ ...自由詩509-12-15
二度とは口にせずにいた- 吉岡ペペ ...自由詩1209-12-7
できやしない- 吉岡ペペ ...自由詩409-12-5
囚人のジレンマ- 吉岡ペペ ...自由詩209-12-5
夕日のカラス- 吉岡ペペ ...自由詩609-12-5
日本のことなら- 吉岡ペペ ...自由詩309-12-4
灰色の街- 吉岡ペペ ...自由詩1409-11-29
無垢な群れ- 吉岡ペペ ...自由詩509-11-28
王国にあらず- 吉岡ペペ ...自由詩209-11-25
アラスカ行きの約束- 吉岡ペペ ...自由詩509-11-24
見果てぬ夢- 吉岡ペペ ...自由詩509-11-23
大連的人生得意時- 吉岡ペペ ...自由詩209-11-23
ふたたび集りし- 吉岡ペペ ...自由詩709-11-22
それが地球の速さなら- 吉岡ペペ ...自由詩809-11-21
日和見かな- 吉岡ペペ ...自由詩509-11-20
カウンターでひとり- 吉岡ペペ ...自由詩1209-11-17
ふゆの哀しみ- 吉岡ペペ ...自由詩809-11-17
星は知らない- 吉岡ペペ ...自由詩10+09-11-15
孤独のカケラ- 吉岡ペペ ...自由詩809-11-15
こころと永遠とひかり- 吉岡ペペ ...自由詩809-11-15
宇宙からひとりごとが- 吉岡ペペ ...自由詩409-11-13
東京のふゆの風- 吉岡ペペ ...自由詩1909-11-12
贋物の舟をだして- 吉岡ペペ ...自由詩909-11-10
意味と行方- 吉岡ペペ ...自由詩209-11-8
こころ- 吉岡ペペ ...自由詩1009-11-6
私たちの宇宙の中心は- 吉岡ペペ ...自由詩109-11-4
宇宙のものまね- 吉岡ペペ ...自由詩809-11-3
僕に裁ける悲しみ- 吉岡ペペ ...自由詩509-11-3
旅人の救われ- 吉岡ペペ ...自由詩409-10-30

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