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夏の時間が立ち止まって
気まずく澱んでいく空に
ボクは向日葵のように
からすがためらっている お日様に向かって飛ぶ
....
ふってくる 蝉の声に閉じ込められ
みどり色にとけていく
こんもりとした緑の隙間から
容赦ない光が照りつける
白と黒のかげの中 一陣の風
あおと蒼のあいだに
ぽっかりと浮かぶ しろ
ひと ....
やる気 元気 勇気
三気の馬に跨がって
毎日 駆けてく その様は
アポロンにも似た 凛々しさで
ほれぼれ すっかり みほれます
おうまは 時々 気まぐれに
そ ....
ヒュー シュッパーン パッ パッ パッ パッ パン
たま〜や
夏の宵闇を貫く大輪の華
ラムネの瓶に沈んでいく
タップ タップ タップ タップ ....
時 時々 晴れ
ドキドキ 曇り
時たま 雨降り
お庭では樹木の濃い緑のかおり
楓の薄い葉脈を橙色に透かして
ぼんやりとあかりを灯したよう
せみが癇癪を起こしたように煩く
辺一 ....
もくもくの白さに
うるさいぐらいに蝉時雨
目をつぶれば 見えてくる
オシロイバナで化粧した
チョコレート色した 天使達
とうみつの甘さ
シャ ....
燦々sunとおひさまサン
散々な夏とならぬよに
なつ なつ なつ なつ いけサマー
きサマとおれサマ どなたサマー
ゲコ ゲコ ゲコ かえるサマー
いるいるいるいる いるかサ ....
肌の色も言葉の壁も乗り越えて友ができる今
地球上の世界を3つに分けるとしたら
あなたならどのように分類しますか
政治的 宗教的 経済的 地理的或いは何?
歴史は繰り返すと思いますか ....
朝 目覚めたら
とっておきの 笑顔で
おはよう
クヨクヨでメソメソのきのうも
ギシギシでこころ塞ぐあしたも
ヘトヘトで疲れきってるいまも
ちょっと おやすみ
戦 ....
たなごころに ビイドロの はなぶんちん かざす
クリスタルに はねる こもれび
ひとみを いおとす きらめき
しろとくろが おりなす せかいへ ようこそ
まぶしさに かおを そけると
....
こちとらの思惑なんざぁ
お天道様が西からのぼろうとも
どこ吹く風で
おうまが瞬くまに倍に二乗に増加していく
そいつらの行き先なんか
てんで定まっていやしない
知らぬ ....
モスキートにキスされて
わたしのあんよは
はれもよう
えらいこっちゃ えらいこっちゃ よいよいよいよい
サンバのリズムが吹き荒れて
かゆさの神輿が湧きあがる
夏の祭 ....
寝苦しかったゆうべの夢と同調するようなしがらみ
とろんとした灼熱の一日がまた 切って落とされた
熱さと湿気は陽炎たち世の中にもやもやと存在する
みどりの上には透明なビーズとなってキラ ....
暮れそうで暮れない夜を抱えて
西の空は橙色の熱さを振り絞る
雲はたそがれいろに染まらずに
うっすらとはい色のヴェールで
どこかに逃れるのを阻んでいる
境界線を緩め昼と変わ ....
あしたの事を語るのは
今とがっぷり四つに組んでいないと
靴下を頭にかぶっているとんまな気がする
それでも
死に瀕している枕辺に
はち切れそうな幸せをおなかに抱え
モナリザの微笑を浮かべ ....
どもってしまった空は
灼熱の夏を何処かに置き忘れたようで
パラパラ ピチョンと
リズミカルにとたんを打つ音 ことり
かえるの歌も倦怠感と一緒に にやり
大地に降り積もり
ぶ ....
摩天楼の輝きは南極の煌めきに似て
梅雨空が霧雨のようなブリザードを呼び込む
クールビズなどどこ吹く風で皇帝ペンギンが
大挙して目の前を通り過ぎていく
陽炎が眩暈を連れてくると
....
摩天楼に乱反射する西日
お堀のみなもを揺らす
ビイドロの巨大なレゴの間に見える空
暮れなずむその時
夕焼け雲が小さな感傷のベルを押す
あの子の泣きべそ顔のほっぺは茜雲
見送り駅 ....
水無月の海にあじさい色の傘の花
哀しみの膜に包まれていく予感
この哀しみの粒も海に飲み干され
輪廻する永遠の中に浮遊するようで
ゆ
ら
ゆ
ら
ゆ
....
今にも泣き出しそうな空
鬱屈する憶いまで塗り込めていく
しらちゃけた大地に空が投げキスのダイブ
待ち詫びた花弁にもジャンプ
透明な繭になって落ちてくる
ぽたぽたと追憶を綴る
忍び込む甘 ....
ゆうべのお日様と反対側の窓から
パリっと香ばしいクロワッサンとカフェオレを照らしていく
キッチンでは片手に乗るのからホームベースほどのお弁当箱に
基本は20品目の彩りと怒りと愛情をつめていく
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